ラーメンのスープ飲む? ブログネタ:ラーメンのスープ飲む? 参加中
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ラーメンのスープって、飲んじゃいけないと思いつつもついつい飲み干してしまうのですよね~(苦渋。いや、スープは苦くないけど。それだと苦汁か)。


それでも自宅で食べるカップ麺とか○チャンの醤油味ラーメンとかだったら食べ慣れてるから断固たる決意の元に残ったスープを流しに(「飲んじゃダメだ飲んじゃダメだ飲んじゃダメだ~っ!」等と心の中で叫びながら)捨てることもできますが、ひとたびラーメン屋さんに入るとその決意も揺らぎます。

特にそこで出されたスープが美味しいとね、舌の上で味わう脂肪分の濃厚なコクと甘さに我を忘れてどんぶりの底が見えるまで飲み干してしまいますわ。

この、ラーメン屋さんのラーメンスープは絶対ご家庭では再現できない味ですもの。
今日入ったのは「よってこや」でしたが、まるで骨と肉と皮のうまみが全て溶け込んで一つになったような、スープの中に煮込んだ時の重なりさえ感じられるんじゃないかといった深い味わいには感動いたしました。
やっぱ○チャンのスープとは格が違うわ~(いえ、○チャンも好きなんですけどね)。

店構えも客筋もいかにも通好み、という新宿のお店にいちげんの女二人が入るのにはちょっと抵抗があったんですが、実際に入ってみるとスタッフさんにも女性がいるし、淑やかそうなご婦人が一人でラーメンができあがるのを待ってたりするし、カップルも浮き浮きと入ってくるしで女性客が多いんだというのにまず驚いたのですが、一口ラーメン食べれば納得ですよ。これはリピーターになる! スープに惚れて、麺に惚れ直します。

私が頂いたのは「元祖濃厚担々麺」。
Who killed Cock Robin?
唐辛子由来の赤い色をひきたてるため、器は白となっております。



連れが頂いたのが「焦がし味噌ラーメン」。
Who killed Cock Robin?
こちらが基本の器のようです。模様が「雷文」ではなく「YOTTEKO」。


カウンター席から作ってるところをず~っと眺めてたんですが、まあ中に入ってるお二人の手際のいいこと! てきぱき休まずかといって焦ることなくしかし素早く仕事を分担しつつ次々にお客さんの注文をこなしていくのですよ。すっかり感心して見入っておりました♪


この写真だとわかりませんが、「焦がし味噌ラーメン」に入っている焼き豚は事前にバーナーであぶって焦げ目をつけてあるのですよ。これがいかにも美味しそうで♪

私の「元祖濃厚担々麺」には焼き豚の代わりに肉味噌が添えられていたのですが、甘めな味付けに生姜が効いて、担々麺スープの辛さを和らげるようになっていました。
実際、食べている間はそんなに辛いとは思わなかったのですが、食べ終わった後に辛さに襲われたりして。

辛いんだけど、甘い。
これが「元祖濃厚担々麺」ならば「焦がし味噌ラーメン」はコクで勝負ですね。はっきりいって「濃厚担々麺」より「焦がし味噌」のスープの方がより濃厚でしたわ。

もう何ていうか、「男は背中で勝負する」「黙ってオレについて来い」って、ラーメンに言われてる感じ。
もちろん食べてる方は黙々と、「はい、黙って一生ついていきます」を実践しているわけで。

これら濃厚なスープをからめる麺の固めのゆで具合がまた絶妙で!
この歯ごたえがたまんないんですよね~~~~~。
麺も細すぎず太すぎず、濃厚なスープに合うように計算され尽くしてているのだと思っちゃいました。

もやしや白髪ネギ、ほうれん草といった上に乗っている野菜のシャキシャキした歯ざわりもまたラーメンの美味しさをひきたてて、ラーメンスープが導く極楽へとしばしの間俗世を忘れてのぼりつめておりましたわ。ああ、食べ終わってしまうのがいかにも惜しい!

心残りだったのは、スープが濃厚すぎたため制覇できなかったことです。
食べ終わった後、もう帰って寝るだけだったらいいんですけど、そのあと仕事ありましたからね。これ全部飲んだら絶対寝るだろ的濃厚さに涙ながらにスープを残し、後ろ髪をひかれる思いでどんぶりを後にしましたわ。

今度は夜に行って、絶対スープ全部飲んでやる!
「よってこや」のラーメンにはその価値があります!

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