シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

 12日、映画『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010』が公開初日を迎え、田崎竜太監督、出演の桐山漣、井上正大、戸谷公人らレギュラーキャストに加え、本作の中で仮面ライダースカル を演じた吉川晃司が丸の内TOEI1で舞台あいさつを行った。



Who killed Cock Robin?


 この日は、10~20代のキャスト陣に囲まれ、少々居心地悪そうにそわそわしていた吉川。「(劇中では)桐山君に『おやっさん』って呼ばれる役な んですが、年齢的にもう『おやっさん』なんですかねえ」といきなりぼやき始めた吉川。さらに「こんな真ん中じゃなくて、(右隅の)田崎監督の隣りにいきた いですよ。年齢的に一緒なんで」としきりに年を気にした発言を繰り返し、会場の笑いを誘った。彼が演じる仮面ライダースカルはハードボイルド名探偵で、仮 面ライダーW誕生のカギを握る重要人物。吉川にとって、仮面ライダーは子どものころの憧れだったそうで、仮面ライダースナックについているカードを集めた り、変身ベルトも持っていたという。その憧れの存在に、「40代半ばにして変身させていただけるなんて思わなかったので、ものすごく楽しかった。仮面ライ ダースカルは黄金バットやハカイダーのように陰のあるヒーロー。その陰を出せればと思いながら演じました」とまたまた年齢を気にしながらも、喜びの気持ち を語った。


 本作で歴代仮面ライダー映画の累計観客動員は1,000万人を突破したという。最後に、「若い俳優が汗、涙、鼻水をたらしながらつないできた10 年間の平成ライダーの集大成的な作品です。東映が本気を出して作りました。本作中の東映マークに本気の気持ちが表れています」と力説した田崎監督。舞台あ いさつ終了後、その発言の意味をスタッフにたずねると、本作の中にはなんと4回も東映マークが登場するとか。さまざまな意味で話題満載の本作、まさに、仮 面ライダーファンは必見である。


 本作は仮面ライダーディケイドとWという平成を代表するダブルヒーローが夏の映画に続いて、ガッチリとタッグを組み、再びスクリーンに登場。仮面 ライダーWの誕生の秘密に迫るとともに、仮面ライダーディケイドの運命のラストバトルを描く。二人の仮面ライダーの運命が交わるとき、物語は壮絶な戦いへ と導かれ、臨界点を超えた正義の旋風が巨大な悪の野望を吹き飛ばす。


映画『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010』は全国公開中