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より(以下一部抜粋)
第6回ドバイ国際映画祭で12月16日、日本映画「フツーの仕事がしたい 」(土屋トカチ監督)が、最優秀アジア・アフリカ・ドキュメンタリー賞を受賞した。同賞は、昨年の「精神 」(想田和弘 監督)に続き、2年連続で日本映画が戴冠したことになる。
第6回ドバイ国際映画祭で12月16日、日本映画「フツーの仕事がしたい 」(土屋トカチ監督)が、最優秀アジア・アフリカ・ドキュメンタリー賞を受賞した。同賞は、昨年の「精神 」(想田和弘 監督)に続き、2年連続で日本映画が戴冠したことになる。
土屋監督は、自分の名前が呼ばれた瞬間を「ロンドン(今年のレインダンス映画祭でベスト・ドキュメンタリー賞受賞)の時はパニックになりましたが、 今日は落ち着いて『よっしゃ、来た!』と思いました」と振り返った。また、「日本では賞をいただけなかったのですが、海外での評価が高くてうれしい」とコ メントした。
同作は、劣悪な労働環境に置かれた日本のセメント輸送運転手が、ユニオン(労働組合)の力を借りて、会社側と闘う様子を描いている。「ドバイでの上 映を見た観客から、この映画と同じことは世界中で起こっているので、どの国の人が見てもハートに響くと言われたのが印象的だった」と語った。賞金の4万ド ルの半分は、同作の製作に協力してくれた人々に分配し、残りは次回作につぎ込むという。
同映画祭のコンペティション部門は、アラブ映画部門とアジア・アフリカ映画部門に分かれ、それぞれに最優秀作品賞、最優秀ドキュメンタリー賞が設け られているため、4つの主要な賞のひとつを獲得したことになる。また、日本とイラクの共同製作による「僕たちのキックオフ」が、アラブ映画部門の奨励賞を 受賞している。