「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”」立ち見出る盛況ぶり!解散後も伝説は終わらない!!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)19日、シネセゾン渋谷で映画『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』が公開初日を迎え、指定席が完売し、急きょ立ち見席が売り出される好スタートを切った。上映前には番場秀一監督と、本作企画者であるミッ シェル・ガン・エレファントの元ゼネラル・マネージャーとしてデビューから解散までを見届けた能野哲彦氏がサプライズで舞台あいさつを行った。
本作は2003年10月11日に幕張メッセで開催された解散ライブ「LAST HEAVEN」の映像をベースに、彼らの足取りを追ったドキュメンタリー映画。観客の約半数は、6年前の解散ライブに足を運んだというファンで、能野氏の 登場に大きな歓声が上がるなど、上映前からライブさながらの盛り上がりだった。
今年7月にギタリストのアベフトシさんが急逝したことが、本作を製作する きっかけのひとつでもあるため、能野氏は「きっかけはあえて言いません……」としばし無言で、完成した作品を観た感想も「……パス(笑)」と多くを語ろう とはしなかった。しかし超満員の客席を見つめながら、「この映画がよちよち歩きを始めたガキンチョ。これから一人歩きしていくので、ぜひ皆さんの力で支 え、見守り、育ててください。バンドは終わりましたが、終わりじゃないですから。あとは皆さん次第です」と熱く語ると、客席からは再び大きな歓声と拍手が 沸き起こった。
一方、番場監督は、「苦労は特になかった。喜びしかないです」と本作の製作過程を振り返ったが、実際には監督を含めスタッフが不眠不休で作業にあ たり、超短期間で119分の本編を完成させた。「今日は本当にいい天気で。アベさんも、二カッと笑ってんじゃないかな?」と締めくくった番場監督は、万感 の思いだったのか、舞台あいさつ終了後、劇場の裏通路でグッタリとへたりこんでいた。
『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』は、2003年に解散したロックバンド「ミッシェル・ガン・エレファント」の解散ライブのステージと舞台裏を中心に、貴重な未公開映像で 彼らの軌跡を追う音楽ドキュメンタリー。ちなみに、チバユウスケ、ウエノコウジ、クハラカズユキのメンバー3人は本作に一切関わらず、作品をまだ観ていな いそうだが、能野氏は「すべてを任せると言ってくれた。いつか観せたい」と語っていた。
映画『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』はシネセゾン渋谷で公開中