全米でも2週連続1位『アバター』大旋風で続々とボックスオフィス新記録が誕生! -1月7日版【全米ボックスオフィス考】
シネマトゥデイ より>ジェームズ・キャメロン監督3D映画『アバター』が、元日から始まった週末に6,850万ドル(約61億6,500 万円)をたたき出して2週連続全米第1位となったほか、全世界における歴代の映画売り上げランキングでも映画『タイタニック』に続いて第2位にのし上がる など、目覚しい活躍を見せている。(1ドル90円計算)
『アバター』は、「ブルーマンの『ダンス・ウィズ・ウルブス』……」などと陰口(?)をたたく評論家たちを尻目に、次々とアメリカの映画業界の歴 史を塗り替えており、新年最初の週の興行収入記録においても、今まで映画『ミート・ザ・ペアレンツ2』が保持していた記録である4,174万ドル(約37 億5,700万円)を塗り替えたほか、歴代の封切り後3週目にして一番成績の良かった映画のトップだった映画『スパイダーマン』の4,500万ドル(約 40億5,000万円)もけ落としている。また、アメリカの映画業界で大業の節目といわれる3億5,000万ドル(約315億円)台を17日間で突破する など(現在も第1位の映画『ダークナイト』の2週間以内には、あと一歩届かず)、『アバター』が更新する記録は、どんどん増えている。
ちなみに1月7日までの『アバター』の全世界の興行収入は、11億3,175万ドル(約1,018億5,750万円)。依然として歴代第1位で、 こちらもキャメロン監督の歴史的大作映画『タイタニック』の18億4,288万ドル(約1,658億5,920万円)にはまだ及ばないものの、王座を奪う のも夢ではない位置につけている。どちらにせよキャメロン監督作品が、全世界の売り上げランキングの第1位と第2位を独占しており、まさに「キング・オ ブ・ザ・ワールド(キャメロン監督が『タイタニック』でオスカーを受賞したときに壇上で叫んだ名文句)!」なのである。
さて今週は、『アバター』の活躍を除いて第1位から第7位までが先週と同じという、チャート・アクション的にはあまり動きのない週末となった。
第2位は、2週連続で頭打ちという感じの映画『シャーロック・ホームズ』で3,661万ドル(約32億9,490万円)。41パーセントの降下率 だった。また、28パーセントの降下率でこちらも先週と同様の第3位は、人気アニメ・シリーズ映画『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・スクイ コール』(原題)で3,519万ドル(約31億6,710万円)、第4位は、最近アメリカで人気上昇中(返り咲き!?)のアレック・ボールドウィンとメリ ル・ストリープ共演の映画『恋するベーカリー』で1,880万ドル(約16億9,200万円)の成績、そして第5位が、依然として快調に飛ばし続けている サンドラ・ブロック主演映画『ザ・ブラインド・サイド』(原題)で1,191万ドル(約10億7,190万円)となっている。
『ザ・ブラインド・サイド』(原題)は、今週に入り興行収入が2億ドル(約180億円)の大台に達した。ちなみに本作は、スポーツドラマ部門にてアメリカの興行収入歴代トップという記録を打ち立てている。
さて次回の新作ランキング予想だが、今週末封切り予定の映画はライトな作品が多い。まず1作目は、なぜかアメリカの映画業界がイチオシのマイケ ル・セナ主演の青春コメディー映画『ユース・イン・レボルト』(原題)。恐らく若い世代が中心の客層となりそうだが、配給会社のプッシュの仕方を見ると、 ひょっとしてランキングのトップ10には入るかもしれない。
お次は、シリアスドラマもこなすけど、かわいいラブコメも得意なエイミー・アダムス主演の映画『リープ・イヤー』(原題)。彼氏にプロポーズをするべくアイルランドに旅立つが、その途中で思いがけないアクシデントに出くわしてしまう主人公を演じる。