eiga.comより(以下一部抜粋)

アメリカ撮影監督協会(ASC)賞のノミネートが1月11日に発表され、ヨーロッパ出身の名カメラマン3人が候補入りを果たした。

昨年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作、ミヒャエル・ハネケ 監督「ホワイト・リボン」のクリスチャン・ベルガー(オーストリア出身)は、ここまでニューヨーク、ロサンゼルスおよび全米批評家協会賞の撮影賞を制し、目下のところ最有力候補となっている。


ハート・ロッカー 」のバリー・アクロイド(イギリス出身)は、ケン・ローチ 監督作品の撮影で知られ、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「麦の穂をゆらす風 」(06)ではヨーロッパ映画賞撮影監督賞を受賞。そして「アバター 」のマウロ・フィオーレ(イタリア出身)は、「トレーニング・デイ 」(01)など、ハリウッドに活躍の場を移している。


ちなみに、「NINE 」のディオン・ビーブはオーストラリア出身で、今回アメリカ人の撮影監督は「イングロリアス・バスターズ 」のロバート・リチャードソンのみという、同協会長マイケル・ゴイが指摘する通り、「撮影表現はグローバルな言語」であることを反映した結果となった。


ASC賞結果は2月27日、米ロサンゼルスのハイアット・センチュリープラザ・ホテルで開催される授賞式にて発表される。


▽ASC賞ノミネート
ハート・ロッカー 」 バリー・アクロイド
NINE 」 ディオン・ビーブ
「ホワイト・リボン」 クリスチャン・ベルガー
アバター 」 マウロ・フィオーレ
イングロリアス・バスターズ 」 ロバート・リチャードソン