eiga.com より(以下一部抜粋)

1965年に発表されたフランク・ハーバート のSF小説「デューン/砂の惑星」をパラマウントが映画化するプロジェクトに、フランス人監督ピエール・モレル が起用されたことが分かった。モレル監督は昨年、リーアム・ニーソン を主演に迎えたアクション映画「96時間 」がヒットを記録している。

当初、「ハンコック 」のピーター・バーグ 監督がメガホンをとる予定だったが、スケジュール上の都合で昨年10月に降板。代わって原作の大ファンだというモレル監督に白羽の矢が立った。脚本は、「ボーン 」シリーズ第4弾にも抜擢された新人脚本家ジョシュア・ゼトゥマーが第1稿を執筆済みだが、パラマウントでは新たにモレル監督のビジョンを反映させるため、また別の脚本家をリライターとして探している最中だという。


デューン 」シリーズは、“デューン”と呼ばれる砂に覆われた惑星アラキスを舞台に繰り広げられる勢力争いを壮大なスケールで描いたSFシリーズで、熱狂的なファンも多い。84年にもデビッド・リンチ 監督、カイル・マクラクラン 主演で映画化されているが、興行・評価ともに振るわなかった。


米MTVのインタビューに答えたモレル監督は、15歳の頃から30年にわたって何度となく原作を読み返してきたファンとして、リンチ監督バージョンはデビッド・リンチ の映画としては好きだが、原作ファンとしてはそうでもない」と告白。そのうえで、「原作に敬意を表した映画を作りたい」と意欲を示した。