eiga.com より(以下一部抜粋)

>超低予算ホラー「パラノーマル・アクティビティ 」(1月30日公開)を配給するパラマウントと、人気ホラーシリーズ「ソウ 」を手がけるライオンズゲートが、2010年10月の全米ハロウィン興行の覇権をかけて真っ向から対決することになった。

話の発端は、パラマウントが「パラノーマル・アクティビティ 」続編の監督に、「ソウ 」シリーズ第1作から編集を担当し、「ソウ6 」で監督デビューを果たしたケビン・グルタート を起用したことにある。両作は昨年のハロウィン興行でも対戦したライバル関係にあるわけで、いわば引き抜きということになる。しかもパラマウントはその「パラノーマル・アクティビティ 」続編の公開日を、「ソウ 」シリーズ第7弾の「ソウ 3D(原題)」と同じ10月22日にぶつけてきた。


ところが、パラマウントの発表から約1週間後の1月25日、ライオンズゲートが対抗措置をとったことが明らかになった。オプション契約を持ち出し て、グルタートには「ソウ 3D」を監督する義務があると主張、グルタートをなかば強制的に同作の監督に据えたのだ。米Deadline Hollywoodがスクープしたものだが、それによると「ソウ 3D」は2週間後にはクランクインするという。そして現時点ではまだパラマウント側からライオンズゲートに対抗する動きは見られず、「パラノーマル」続編 は監督不在の状態となっている。


2つのスタジオに振り回されることになったグルタート監督だが、米SlashFilmが報じたところによると、自身のブログで「ひどいことになって いる」と告白。そして1月25日付けのコメントでは、「弁護士が明日カナダに行けと言っている。(中略)さっき83歳の母親に、またしても人間が拷問され る映画を撮らなきゃいけなくなったから、お母さんに見てもらえるような映画を僕が作れるまで少なくとも1年は待たないといけないと伝えたところだ」と心情 を綴ったそうだ。