毎日新聞 より(以下一部抜粋)

人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の劇場版「涼宮ハルヒの消失」(石原立也総監督)が6日、公開され、シネマサンシャイン池袋(東京都豊島区)では、午前8時の上映を前に、早朝から熱心なファン約500人が列を作った。

「涼宮ハルヒ」シリーズは、涼宮ハルヒが、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的に、平凡な高校生のキョン、無口な美少女の長門 有希、上級生で学校のアイドルの朝比奈みくる、転校生で穏やかな性格の古泉一樹の5人で「SOS団」を結成、不思議な出来事が次々と巻き起こる……という SFコメディー。原作は累計600万部を発行、06年にテレビアニメ放送され大ヒットし、09年には新作も放送された。

 劇場版は、原作の同名第4巻が原作。突如、世界が変化し、ハルヒら仲間たちと離れ離れになったキョンが、元の世界を取り戻すために孤軍奮闘するというストーリーで、上映時間約163分という大長編になっている。

 シネマサンシャイン池袋支配人の伊藤俊文さんは「今日は立ち見の方を含めて終日満席です」と話した。東京都新宿区の30代男性は、「(テレビ版で は)SFのトリックと、分かりやすいキャラクター設定にはまりました。劇場版は初めてなので楽しみです」とうれしそうに語っていた