>6日、池袋シネマサンシャインで映画『涼宮ハルヒの消失』の初日舞台あいさつが行われ、声優の平野綾、杉田智和、茅 原実里、後藤邑子、小野大輔、桑谷夏子、松岡由貴、あおきさやか、白石稔、松元恵、総監督の石原立也、武本康弘監督が登壇した。
壇上には、突飛な言動や行動から校内一の変人として知られる美少女、涼宮ハルヒが「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的 に結成したSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)のメンバー役の人気声優と監督ら総勢12名が勢ぞろい。会場内の426席はすべて埋 まっており、徹夜で並んで立ち見まで出たという超満員の観客からは、絶叫にも近い歓声が起いていた。セクシーなミニスカドレス姿で現れた主役の涼宮ハルヒ 役の平野は、「(お客さんの)席が超近くて、びっくり。わたしが10代のときに第1シリーズが始まって、それから4年たって劇場版ということで感慨深くな りました。今回の劇場版では、4年間続けてきたことの集大成だと思って演じました」と満足げな表情だった。
さらに石原総監督は本作について、「原作の中でも非常に重要なストーリー。今まで傍観者的にたち振る舞っていたキョン自身が、あえてSOS団の仲 間に加わることを自覚する箇所ですからね。テレビシリーズで作るという話もあったんですけど、大きなスクリーンの長編アニメーションとして完成させること ができて、とてもよかった」と本作への思い入れをコメント。ハルヒと長門、そしてキョンとの三角関係が描かれるなど、本作で新たに描かれる「涼宮ハルヒ」 ワールドを堪能したばかりの観客のテンションは非常に高く、大盛況のうちに舞台あいさつは幕を閉じた。
本作は累計600万部を発行した谷川流原作のライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ初の劇場版アニメ作品。主人公の涼宮ハルヒを中心とするSOS団 が、今度は劇場版にて予測不能な展開を見せる。クリスマスまであと少しとなった冬のある日、いつものように登校したキョンは、普段と違うことに気付く。何 と後ろの席に座っているハルヒがいない。しかもその席には以前キョンを殺そうとし、長門に返り討ちにあった朝倉が座っていて……という物語だ。
映画『涼宮ハルヒの消失』は池袋シネマサンシャイン、新宿バルト9ほか全国公開中