産経新聞 より(以下一部抜粋)

■総額、3年ぶり2000億円超す


 日本映画製作者連盟(映連)が平成21年の全国映画概況を発表し、10億円以上の興行収入を上げた邦画は前年比6本増の34本と過去最高を記録した。洋 画は1本減の23本だった。邦画の興収総額約1173億円のうち、34本の総計は約833億円、洋画は約887億円のうち約602億円だった。

 邦画の興収は2年連続で過去最高となった。1月28日、東京都内で会見した映連の大谷信義会長は「155億円を記録した前年の『崖の上のポニョ』のようなメガヒットはなかったが、10億円を超える堅実な作品で成績をあげた」と記録の背景を説明した。

 一方、興収の総額は史上2位の約2060億円で、3年ぶりに2000億円の大台に。公開本数は762本で44本減ったが、入場者数は約880万人増の約1億6930万人だった。

 興収ベストテンは以下の通り(※カッコ内は興収。単位は億円)。

 【邦画】

(1)「ROOKIES-卒業-」(85・5)

(2)「劇場版 ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス超克の時空へ」(46・7)

(3)「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」(44・1)

(4)「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(40・0)

(5)「アマルフィ 女神の報酬」(36・5)

(6)「名探偵コナン 漆黒の追跡者〈チェイサー〉」(35・0)

(7)「ごくせん THE MOVIE」(34・8)

(8)「余命1ヶ月の花嫁」(31・5)

(9)「ヤッターマン」(31・4)

(10)「クローズZEROII」(30・2)


 【洋画】

(1)「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(80・0)

(2)「レッドクリフPartII 未来への最終決戦」(55・5)

(3)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(52・0)

(4)「WALL・E ウォーリー」(40・0)

(5)「2012」(38・0)

(6)「天使と悪魔」(33・5)

(7)「ターミネーター4」(33・2)

(8)「マンマ・ミーア!」(26・0)

(9)「地球が静止する日」(24・1)

(10)「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(24・0)