シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

オスカー俳優ベニチオ・デル・トロが、狼男を演じる新作映画『ウルフマン』のプロモーションのため、3月の満月の夜 に来日することがわかった。ベニチオの来日は映画『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』以来、約1年3か月ぶりとなる。

 本作は、1941年に製作された古典ユニバーサル・モンスター映画『狼男』をベニチオ主演、映画『ジュラシック・パークIII』のジョー・ジョン ストン監督でリメイクしたサスペンス・ホラー。19世紀末のイギリスを舞台に、人気俳優のローレンス(ベニチオ)が兄ベンの殺害事件を調べていくうちに、 何者かに襲われウルフマンとなってしまう悲劇と謎を描く。


 母の死をきっかけに疎遠になった主人公の父を名優アンソニー・ホプキンスが演じ、殺されたベンの婚約者には、映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』などで知られるエミリー・ブラント。またスタッフも豪華で、脚本は映画『セブン』のアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが担当。狼男を描くにあ たってのビジュアルの要といえる特殊メイクアップは、映画『狼男アメリカン』でオスカーを獲得し、その後5度のアカデミー賞受賞経験を持つリック・ベイ カーが手掛ける。


 オリジナル版『狼男』の大ファンであり、主演のみならず製作も務めるベニチオにとって、本作はまさに念願の企画。来日の詳細は空港での混乱を避け るために伏せられているが、満月を見ると狼男に変身してしまう主人公にちなんで、3月の満月の夜を予定しているとのこと。日本初来日時、あまりのワイルド さに女性ファンに腕をかまれるというエピソードを持つベニチオ。今度はファンがかみ付かれてしまうかもしれない。


映画『ウルフマン』は4月23日TOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開