>1日、なかのZEROホールで映画『半分の月がのぼる空』のプレミア試写会が行われ、池松壮亮(いけまつ そうすけ)、忽那汐里(くつな しおり)、大泉洋、原作者の橋本紡、そして深川栄洋監督が舞台あいさつを行った。
大泉は先日、札幌テレビ放送のレギュラー番組で訪れたバンクーバーで、スキージャンプノーマルヒル予選を観戦。顔を白くペイントし、必死に選手を 応援する写真がアメリカのYahoo!ニュースに掲載され世界配信されたり、NHK総合で生中継されたりと、北京オリンピックでの江頭2:50ばりの大活 躍を見せた。しかし同時期に地方で本作のキャンペーンをこなしていた池松は、「大河ドラマの撮影でお忙しいのかなと思っていたら、まさかバンクーバーにい るなんて……」と正直複雑な気持ちだったと明かし、橋本も「大泉さん、何してはるんですか!?」と突っ込み。大泉は「オリンピックで忙しかったの!」と開 き直るしかなかった。
この日は映画の舞台となる三重県伊勢市の伊勢神宮から、お正月にしか入手できないというレアな絵馬が登場。池松、忽那、大泉の3人はそれぞれのお 願いを書き込み、観客に披露した。「世界平和、映画のヒット、そして楽しい家庭が築けますように」とトボけた祈願をする大泉とは違い、ヒロインを演じる忽 那の大学合格を祈願して優しい素顔をのぞかせた池松。当然大泉にとっては面白くない展開で、池松に対して悔しそうな表情を浮かべていた。
『半分の月がのぼる空』は橋本によるベストセラー小説を、映画『60歳のラブレター』の深川監督が実写化した作品。入院先の病院で出会った純粋な少年(池松)と難病を患った少女(忽那)、心に傷を負った医師(大泉)が、それぞれの思いを抱え、ひたむきに生きる姿を描く。
映画『半分の月がのぼる空』は4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほかにて全国公開