eiga.com より(以下一部抜粋)

>オスカー俳優のベニチオ・デル・トロ が3月3日、東京・日比谷のザ・ペニンシュラ東京で主演最新作「ウルフマン 」(ジョー・ジョンストン 監督)の来日会見を行った。

1941年の名作ホラー「狼男 」をよみがえらせた同作は、19世紀の英国を舞台に、オオカミ男に傷を追わされたことから、自らも満月の夜に変身してしまう宿命を背負った俳優ローレンス(デル・トロ)の姿を描くサスペンスホラー。父親役をアンソニー・ホプキンス が演じており、デル・トロはホプキンスとの初共演に

「何10年来あこがれていた俳優だから、夢がかなったようだ」とご満悦だ。


デ ル・トロはプロデューサーも兼任しており、

「オリジナルから70年以上もリメイクされたことがないから、もう一度語ってみたいと思った。若い観客に見てほ しかったんだ」

と製作理由を説明。さらに、

「オリジナルに忠実な部分も残しつつ、より現代的にアップデートした」

と自信をみせた。


オオカ ミ男へ変身後の姿は、アカデミー賞を6度受賞している特殊メイクアーティストの大御所リック・ベイカーが担当。メイクを施すのに毎日4時間、元に戻すのに 2時間を要したといい、

「朝はリック・ベイカーのことがとても好きなんだけど、夕方には嫌いになっていた(笑)。でも彼は素晴らしい人で、完全主義者で学 者のよう。とても尊敬できる人だ」。

自ら主演を務めたのは

「僕がオオカミみたいだから(笑)」

と話したデル・トロだが、変身後の自分の姿を鏡で見たときは

「僕はセントバーナードを飼ってるんだけど、まるでうちの犬みたいだなと思ったよ(笑)」

と話して笑わせた。


ウルフマン 」は東宝東和配給で、4月23日から全国で公開。