オリコン より(以下一部抜粋)


興行通信社による3月6日・7日の全国映画動員ランキングは、30周年の記念作『ドラえもん のび太の人魚大海戦』(楠葉宏三監督)が約49万8000人(興行収入5億5300万円)を記録し、初登場で首位に立った。続く2位には、人気テレビドラ マの映画化『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』(松山博昭監督)が初登場。前々週まで、9週連続トップだったジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』が前週2位から 3位に後退した。

 3位とはいえ、『アバター』の日本での観客動員数は847万6500人に達し、興行収入も130億円を突破(132億3200万円、3月7日現在)。 2007年の『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)以来となる100億円突破の大ヒット作となった。全世界興行収入は約26億350万ドル(1ドル約90円換 算で約2350億円、3月7日現在)でギネス記録を更新中。現地時間7日に発表された『第82回アカデミー賞』では視覚効果賞、美術賞、撮影賞の3部門を 受賞した。

 同アカデミー賞で作品賞と監督賞のダブル受賞を含め6部門を独占したキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』は初登場9位。イラク戦争で爆弾処 理を担当する兵士の過酷な任務と苦悩を描き、戦場の知られざる真実をあぶり出す社会派作品だが、同映画賞の受賞で注目され、客足を伸ばしそうだ。