> ハリウッド映画『ダレン・シャン』の日本語吹き替え版で、主人公ダレンの声を担当した山本裕典が単独インタビューに 応じ、声優に初挑戦した感想や、芸能界のライバルの存在について明かした。
渡辺謙が出演したことでも話題のダークファンタジーである本作は、原作小説とコミックスの累計が640万部を突破した世界的人気シリーズの映画化 作品。その日本語吹き替え版で、親友の命を救うためにハーフ・バンパイアになる主人公ダレンの声を務めた山本裕典は、「ダレンはまるで等身大の自分のよう でした!」とアフレコ初体験の様子を興奮気味に語った。
収録日の前日に自宅で何度も作品を観直し、セリフのタイミングを完ぺきに覚えてからアフレコに挑んだという山本。そのため、ダレンという役柄に すっかり入り込んでしまい、「声だけでなく、役者としてダレンを演じているような感覚になった」と瞳を輝かせた。「役者の芝居は声がかすれても成立するけ ど、声優は声がハッキリ聞き取れないと成立しない。もともと滑舌が良い方ではないので、ものすごく注意してやりました!」と並々ならぬ意欲を見せた山本。 しかも彼は、今回のオファーを受ける以前から「バンパイアのイメージにピッタリ!」と言われることが多かったそうで、「僕って生血を吸っているような顔を しているんですかね?」と笑いつつ、「今度は声だけでなく、本当にバンパイアの役が演じられたらうれしいです」とひそかな野望を打ち明けた。
また、本作にはダレンの親友がライバルとなり、やがて宿敵となっていく様子が描かれているのだが、山本にもライバルとして意識している存在がいる のか聞いてみると、自身のデビュー作となったドラマ「仮面ライダーカブト」で共演した水嶋ヒロの名前が飛び出した。
「当時は、僕とヒロくんが同じ雑誌の ページに載ることが多かったんです。“クール&セクシーな水嶋ヒロ”と“ボーイッシュな山本裕典”みたいな(笑)。実際のヒロくんは仲のいいお兄ちゃんの ような感じ。彼が頑張っていると自分も頑張ろう! って思うし励みになります」
とうれしそうに話す山本。尊敬できる先輩である水嶋は、山本にとってかけが
えのない存在なのだろう。
最後に山本は、これから本作を観る人に向けて、「アクションもすごいし、登場するキャラクターたちの個性もすごい! まるで少年漫画のような世界 観を楽しんでください!」とメッセージを送ってくれた。日本語吹き替え版を観るときは、彼が情熱を注いだダレンの声をチェックしてほしい。
映画『ダレン・シャン』は3月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開