オ リコン より(以下一部抜粋)


俳優の小池徹平が、今年7月放送予定のNHK土曜ドラマ『鉄の骨』で、同局ドラマ初出演・初主演を務めることが18日、わかった。小池が演じるのは、生 き残りをかける建設業界で、会社を守る立場に追い込まれて法に背く「談合」に加担するも、深い葛藤を抱く若き建設マン。「今回『鉄の骨』の内容だったり、 主人公・富島平太の役柄が全体的に重い感じなので、その辺りをどう表現しながら伝えていけるかも楽しみにしています」と小池は、新境地に向けての意気込み を語っている。

会社を守る立場としてスーツ姿も決まっている小池徹平


 同作は、小説家・池井戸潤の同名原作をドラマ化。請負業者などにおいて厳禁行為とされ、2005年から取締りが厳しくなっている状況においても「談合」 が横行し続ける建設業界の内幕を描く。


 過去に『クライマーズ・ハイ』(佐藤浩市主演)、『ハゲタカ』(大森南朋主演)など、本格的な社会派エンターテイメント作を生み出してきた同局の土曜ド ラマ枠に、小池は「初めてのNHKさんのドラマということもあり、国民の皆様が知っている放送局で仕事ができることはとても光栄に思い、今までに無い緊張 感もありながら、ドラマが始まることを楽しみにしています」と期待をふくらませる。


 小池が演じる富島は、中堅ゼネコン会社入社3年目で、建設現場から営業第一部に異動。犯罪と知りつつも会社を潰さないために談合に加担し、やがてのめり こんでいくが、亡き父と談合との因縁を知るのを境に、検察に談合を告発すべきかどうかを思い悩む。自らの正義を貫くのか、それとも会社を守るのか…。心理 的な表現演技も要求される主人公を熱演する。


 共演者には豊原功補、臼田あさ美、カンニング竹山、中村敦夫、陣内孝則らが名を連ねている。土曜ドラマ『鉄の骨』(全5回)は7月3日、後9時より放送 予定。