シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

アントニオ・バンデラスが国連開発計画(UNDP)の親善大使に任命された。

 国連開発計画は2015年までに世界の貧困を半減させることを目的とした「ミレニアム開発目標」を掲げており、バンデラスは自身が担った役割につ いて「貧困は人としての可能性を奪い、僕たちが出来うる限りのすべてのことを邪魔してしまう。だからこそ、みんなの力を合わせて貧困に打ち勝つ努力をする ことが重要なんだ。今日、僕たちにはそのための知識も必要な道具もあり、そして資金も揃っている」と意欲を語っている。また、国連開発計画はバンデラスを 任命した理由について、「貧困の原因に献身的に立ち向かっている姿は、我々の仕事にとって理想的な代弁者となってくれるはず」と期待感を寄せている。


 バンデラスは現在、故郷スペイン南部の都市グラナダを統治した最後のイスラム教王ボアブディルを描く新作映画の監督・脚本・製作に取り組んでいる ほか、スペイン人画家サルバトール・ダリを描く映画で主演を務めるなど忙しい最中だが、世界の貧困撲滅のために今後は国連大使としてもその力を発揮してい くようだ