メル・ギブソンが、子供の頃からずっと暖めてきたバイキング映画で監督としてフィナーレを飾るつもりだと、NYポスト紙に語っている。

アメリカの景気後退を受け、ハリウッドも製作費の大幅削減を余儀なくされているため、大作製作にはかなり消極的。しかし昨年の秋、メルはプロデュー サーら3人とともに、バイキング映画に興味をもっていたレオナルド・ディカプリオと約5時間にわたるミーティングを行い、合意の握手を交わしたという。


なぜ、メルがここまで積極的なのかといえば、

「ティーンエイジャーの頃から、バイキング映画を作りたかったんだ。本当に自分が最初に作りたいと思っ た映画だから、どうしても作りたい。恐らくこれが(監督として)最後の仕事になる」

と考えているからだ。


初監督作『パッション』(04)が大ヒットし巨額の富を手に入れたメルは、どうやら自らが所有する製作会社アイコンで、私費をはたいてでも長年の夢 を実現させる決意を固めた模様。あとは、多忙なレオのスケジュール次第になりそうだ。