>世界最大級のアニメ総合見本市、東京国際アニメフェアが3月25日~28日、東京ビッグサイトにて開催。27日、28日は一般公開される。
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■3DとARが目立ったアニメフェア
フジテレビブースでは、ノイタミナ枠のアニメを中心に、AR3兄弟によるARコンテンツが展示されていた。
ブース全体がARタグのようなイメージで統一された展示。ブースの一角にはソフトバンクモバイルによるiPhoneアプリ体験コーナーが設けられ、
「iButterfly
」ともやしもんのコラボレーションコンテンツも試すことができた。また、作品紹介パンフレットや展示小物に印刷されたARタグをiMacのカメラ
「iSight」で読み取らせることで、コメントを表示させたり、もやしもんの場合には、味噌や酒のマスにオリゼーなどの菌が浮遊したりと来場者が楽しめ
る工夫がされている。
また、CRI・ミドルウェアも出展しており、動画を活用したジグソーパズル「ジグ動」を展示。動画をジグソーパズルのピースとして分割、組み立てていくこ
とでパズルが完成するというもの。ピースが散らばっていたらピンチイン/アウトで拡大縮小してピースを探すことも可能。組み立て中でも各ピース上で動画が
再生されるのが特徴。
今回は、アニメフェアということで、アニメのムービーを素材にしたデモが行われ、「Sofdec for
iPhone」によるノイタミナのPVを四分割で自動回転するデモも初公開された。今後、アニメのプロモーションツールとしての提案も行ってゆきたいとの
こと。
同じAR3兄弟の作品として、「イヴの時間」のARプロモーションも行われていた。フジテレビブースでは、ARタグの解説ムービーが流れており、ディレク
ションズブースでは、実際にARを体験することができる。
■iPhoneアプリでアニメ配信開始!?
アドコムブースでは、iPhone向けアニメ配信アプリを紹介。第1弾としては、「銀河英雄伝説」と「電脳コイル」が予定されているとのこと。
視聴期限の無い1話ごとの買いきり方式で、iPhoneアプリとなっている各話をそれぞれ購入し、ダウンロードする。1話ずつ収録のほか、複数話のパック
や、一部を抜粋したプロモーション用の無料版なども検討。価格は未定だが、1話200円程度を想定とのこと。「銀河英雄伝説」の場合、iPhoneの全て
の画面やメモリ容量を銀英伝アイコン、ファイルで埋め尽くされるという可能性もあるが、買い切り方式のため、アプリをiPhoenへ同期しないという方法
で、見たい話数のみをiPhoneにコピーするといった使い方も可能とのこと。
また、会場では、各所で3Dアニメーションのデモが行われていた。裸眼3Dや3Dメガネをかけて視聴するパターンなど様々な方式がみられた。その他、旧来
のFelicaを使用したプロモーションなども見ることが来た。
アニメやゲームのフィギュアの展示も行われていた。グッドスマイルカンパニーのブースでは、24日に発表された「ブラック★ロックシューター」のアニメ映
像と共に関連フィギュアが展示されたほか、「化物語」の戦場ヶ原ひたぎフィギュアも文房具付きで展示されていた。ガハラさんの横には、なでこスネイクパッ
ケージ絵の撫子が立体化サンプルとして展示されている。
日本動画協会ブースでは、「アニメ・チャリティオークション」として、アニメの原作者、イラストレーターのよるイラスト色紙や出演声優のサイン入り台本な
どが出品されていた。