>人気シリーズ第4弾となる最新作「X-MEN: First Class(原題)」のメガホンをとる予定だったブライアン・シンガー 監督が、スケジュール上の都合により同作の 監督を降板、プロデューサーに回ることが明らかになった。
米Deadline Hollywoodが報じたもので、原因はシンガー監督の多忙さにあるようだ。同監督はワーナー・ブラザースとの契約上、今年の夏には3D映画「ジャッ ク・ザ・ジャイアント・キラー(原題)」の撮影に入る必要がある。一方で、「X-MEN 」シリーズを手がける20世紀フォックスは、ジェイミー・モ ス(「フェイクシティ ある男のルール」)が執筆した「X-MEN: First Class」の脚本がいたく気に入ったため、クランクインおよび公開時期を早めたいと考えており、結果的に2作品の製作時期が重なってしまったという。
「X-メン 」(00)と「X-MEN2 」(03)でメガホンをとったシンガー監督は、シリーズ第 3弾「X-MEN ファイナル・ディシジョン」(06)の際に、ワーナー・ブラザースの「スーパーマン・リターンズ 」を監督するために降板。代わりに「ラッシュアワー 」シリーズのブレット・ラトナー 監督が同作の監督を務めた。しかし、昨年10月 ごろからシリーズ復帰への希望を口にしていたシンガー監督は、12月にフォックスと「X-MEN: First Class」に関する契約を交わした際には、喜びのあまり自らそのことを別件の取材時に口走ってしまったほどだった。
ただ、こちらはあく までも噂だが、シンガー監督がヒュー・ジャックマン と“ある プロジェクト”に関して打ち合わせをしたという情報があり、同監督が「X-MEN 」 のスピンオフにあたる「ウルヴァリン X-MEN ZERO」の続編の監督を務めるのではないかという話もあるようだ。「ウルヴァリン2(仮題)」の監督は現在のところ未定で、2011年1月に日本での撮 影が予定されている。