毎日jp より(以下一部抜粋)

> 女優の上野樹里さんと俳優の玉木宏さんが31日、シリーズ完結編となる主演映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」(武内英樹総監督、川村泰 祐監督)の公開を前に、東京・台場の映画館で行われた「全国縦断のだめ舞台あいさつツアー」出発式に登場。上野さんは「後編はこらえても涙がザーっと出る ような感じ。とっても面白いです。って言ってもあんまり期待しないで見てほしいです」と笑顔であいさつ。玉木さんも「最後の最後まで見応えはあると思いま す。(のだめと千秋の)2人の立場が初めて逆転するので、僕も初めて演じる芝居が多かった気がするし、新しいなと思ってもらえただろうし、恋愛面ではそれ がリアルなんだろうと思います」とアピールした。


 後編の見どころを聞かれた上野さんは「一番は(竹中直人さん演じる)ミルヒーとコンチェルトするところ。初めてのコンチェルトで舞台の上に立っ て、(玉木さん演じる)千秋先輩が客席にいる。そこが最大の波かなと。後は最後の2台ピアノですね。その二つの波が谷と山になって、幸せな最後の山もある んで、その二つがポイントかな」と答えた。司会のフジテレビ・軽部真一アナウンサーから「ネタバレになってない?」と指摘されると「そうですか? えーご めんなさーい!」と心配顔。プロデューサーから「OK」サインが出されると「ああ、ほっとしたー! 始まる前にこんな……」と笑顔を見せた。


 2人はこの日、フジテレビ本社前から「“のだめ”特製ラッピングバス」に乗って「ツアー」に出発。4月10日からは全国で「前編」の復習上映会が 行われることが決定しており、上野さんらキャスト、スタッフ、「マングース」の着ぐるみが、後編の公開初日まで全国各地で舞台あいさつを行う。また、後編 が公開される4月17日には、舞台あいさつを各地で行い、観客動員1万人以上という過去最高人数を動員する予定。詳細は4月上旬に公式サイトで発表する。


 「のだめカンタービレ」は、ピアノの才能はあるが、ごみためのような部屋で生活していた音大生「のだめ」こと野田恵(上野さん)が、指揮者を目指 す千秋真一(玉木さん)に恋をして、ピアニストとして成長していくラブコメディー。原作は二ノ宮知子さんの同名マンガ(講談社)。06年に上野さん、玉木 さん主演でドラマ化(フジテレビ系)され、08年にはパリを舞台にしたスペシャル版も放送された。


 映画版は前後編の2部作で、「前編」は昨年12月に公開され、観客動員330万人を突破する大ヒットを記録。後編ではのだめの音楽的成長と、千秋 とのだめの恋模様が中心に描かれ、瑛太さん、水川あさみさん、小出恵介さん、ウエンツ瑛士さん、ベッキーさん、山田優さん、なだぎ武さん、福士誠治さん、 吉瀬美智子さん、伊武雅刀さん、竹中直人さんらおなじみのキャストも総出演する。


 この日の舞台あいさつには、全国に旅立つ「マングース」の着ぐるみ7体も色とりどりのはっぴを着て登場。上野さんらは観客600人とともに、神主 からのお払いを受け、ツアーの安全と後編の大ヒットを祈願した。