>米アカデミー賞外国語作品賞を受賞した映画『おくりびと』の脚本を手がけた小山薫堂の書き下ろしオリジナルストーリーで、世界遺産を立体映像で映し出す 3D映画『FURUSATO ~宇宙からみた世界遺産』が、大人料金1300円、こども料金1000円と格安な料金設定で、6月19日より全国公開され る。
同作は上映時間が38分と短いことが料金を引き下げた理由だが、世界遺産の保護に協力している宇宙航空研究開発機構JAXAの地球観測衛星『だいち』が とらえた地上700キロからの映像と、4K3Dデジタルカメラによる地上の実写3D映像、ともに最新の高精細映像を用いた純国産の3D作品。
ニュージーランド、エジプト、日本の3か国にある自然・文化遺産を舞台に、その地に暮らす子供たちの目線で描かれたオリジナルストーリーを通して世界遺 産が語られる。エジプトでは巨大な神殿やピラミッドの内部、ツタンカーメンの黄金のマスクなどをまるで目の前に存在するかのように描き、ニュージーランド では満天の星空を世界遺産に登録しようと活動を続ける小さな村テカポの美しい夜空を銀幕に浮かび上がらせ、日本では厳島神社の荘厳なたたずまいと鳥居と海 のうねりが一体となる美しい風景を見せてくれる。そして負の遺産でもある広島の原爆ドームにも初めて3Dカメラが入った。
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