>来日した韓国人気俳優のイ・ビョンホンさん(39)が18日、東京都内で行われた主演韓国ドラマ「IRIS アイリス」(TBS)の記者会見に出席した。 韓国で最高視聴率39.9%(TNS調べ)を記録した同ドラマが、同局のゴールデン枠で放送されることについて、イさんは「韓国でたくさんの人に愛された ドラマです。文化と感情表現の違う日本でどんな反応が見られるのか非常に期待しているところです。日本でもたくさんの方に愛されるドラマになってほしい」 と笑顔で語り、「愛や友情、裏切りや復しゅうが見どころ」と話した。

 「アイリス」は、ビョンホンさんの6年ぶりの主演ドラマで、映画並みの200億ウォン(約15億円)の制作費をかけ、日本、ハンガリー、韓国で長期ロケ を行った。イさんは特殊部隊の精鋭隊員キム・ヒョンジュンを演じ、スパイ活動によって人生を狂わされていくというスパイアクション。ヒョンジュンは、親友 のチン・サウ(チョン・ジュノさん)とともに国家安全局(NSS)の目に留まり、NSS最高要員としてスパイ活動を命じられる。ハンガリーで任務を成功さ せた2人だったが、すぐさまヒョンジュンの元に副局長から呼び出しがかかり、極秘で単独任務を命じられる。それは北朝鮮最高人民委員長、ユン・ソンチョル を暗殺せよという指令だった……というストーリー。壮大なスケールの映像やアクションとともに、NSSの女性上司でプロファイラーのチェ・スンヒ(キム・ テヒさん)とヒョンジュンとの恋の行方も視聴者の興味を引き、韓国では、初回の視聴率が24.5%、平均視聴率は30%を超えた。

 同ドラマは吹き替えで放送され、イさんの吹き替えを俳優の藤原竜也さん(27)、キムさん演じるスンヒの吹き替えを女優の黒木メイサさん(21)が担 当。イさんは日本語版のキャストについて「私が好きな俳優さんたちが主人公の声を担当してくださるということで、とてもうれしく思っています。また大好き なK-1の魔裟斗さんも参加してくださってとても驚いていますし、どんな声を聞かせてくれるのか楽しみ」とコメント。来日したヒロイン役の韓国女優キム・ テヒさん(30)は、「美しく神秘的な黒木メイサさんが私の声を担当してくれることが非常にうれしい」と笑顔を見せていた。

 藤原さんは「僕が今まで触れてきたことのない、刺激的なドラマ。精いっぱい頑張ります」と意気込みを語り、「台本そっちのけでのめり込んでしまいまし た」という黒木さんは「(キムさん演じる)スンヒは、プロファイラーで頭の回転が速い女性。一方で恋愛のシーンになるとちょっとふくれてみたりしてすごく かわいい。私も(スンヒから)勉強してます」と照れるように語っていた。韓国アイドルグループ「BIG BANG」のT.O.Pさんが演じる謎の殺し屋の 声を担当する魔裟斗さん(31)は、「(自分の役は)格好いいんですけど、無口なんで、あまり出番ないんです」と苦笑いを見せ、「イ・ビョンホンさんの体 がすごくいい体なので、負けないように体を鍛えています」と話すと、イさんは笑顔を見せていた。

 会見には、キムの親友チン・サウの声を担当する俳優の城田優さん(24)、主人公を追いつめる北朝鮮工作員の声を担当する南沢奈央さん(19)、主人公 の上司でNSSの副局長の声を演じる松方弘樹さん(67)も出席した。放送は21日から毎週水曜午後9時。初回は2時間スペシャル



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