建設業界の談合をテーマに俳優の小池徹平さん（２４）が主演するＮＨＫ連続ドラマ「鉄の骨」の出演者による記者会見がこのほど、ＮＨＫ名古屋放送局
（名古屋市東区）で開かれた。小池さんは「現場は今までにないような年上の役者が多くてベテランの集まりです」と本格派ドラマに臨む現場の雰囲気を強調し
たうえ、「談合では熱いシーンの連続。最後まで楽しんで、良い作品にしたい」と意気込みを語った。
「鉄の骨」は、作家の池井戸潤さんが建設業界の内幕を描き、吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説（講談社）が原作。中堅ゼネコン一谷組の３年目 社員・富島平太（小池さん）が、会社のために談合に加担することになり、業界の深い闇の中で葛藤（かっとう）する……というストーリー。
会見は４月３０日に開かれ、平太の恋人・野村萌役を演じる女優の臼田あさ美さん（２５）は「談合の渦中で心が揺れる平太を見て、台本を読んだ時よ り現場にいる方が感情が入った」と語り、「（２人の間で）揺れ動く恋愛も見てほしい」とアピールした。他にも俳優の陣内孝則さん（５１）、中村敦夫さん （７０）が出席した。
７月３日午後９時から毎週土曜、全５回放送予定。（毎日新聞デジタル ）
