俳優から政治家へ転身し、カリフォルニア州知事を務めているアーノルド・シュワルツェネッガー知事が、チャンスさえあればアメリカの大統領選挙にも 立候補したい考えがあると語った。

 現在、アメリカの憲法で定められた大統領選の被選挙権は、アメリカで生まれて市民権を持つ場合、また海外生まれでも、アメリカ市民の両親が海外で 産んだ場合に与えられる。アクションスターとしてハリウッド随一の名声を得たシュワルツェネッガー知事は、アメリカ国籍を取得しているが、オーストリア人 の両親のもとにオーストリアで生まれた外国人のため、現在の憲法では大統領選に出馬することができない。


 テレビ番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したシュワルツェネッガー知事は、法律が改正され出馬できるようになれば「間違いなく」立候補する、 と語り、意欲を示した。しかしアメリカでは、憲法改正には上院・下院それぞれで3分の2の賛成と、州議会で4分の3の賛成を得なければならないため、現実 には難しいと考えられている。シュワルツェネッガー知事のスポークスマンは、知事自身もそれを分かっており、現状では出馬は不可能と考えているそうだ。



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