映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでゴラム役を熱演したアンディ・サーキスが、俳優たちが特殊な映像効果について学ぶことのできるスタジオ をロンドンに開設することになった。

 ゴラム役では、俳優の体の動きをフィルムにとらえて映像加工するモーション・キャプチャー技術を駆使し、見事にゴラムを演じきったアンディは、こ の新しいスタジオで、次世代の映画で中心的役割を担うことになる映像技術を俳優たちに学んでもらいたいと考えている。ガーディアン紙(電子版)によると、 アンディは「CGIが発達すると俳優の演技が抑えられてしまうのでは、という疑問があるが、実際はそうじゃない。俳優たちは何でも演じられるようになる」 とコメント。

「映像技術には、役者がいかに役柄に忠実であるか、という点が大切だ。それが特殊効果を面白くする。役者たちはこういった技術について学ぶ必 要があるんだ。『キングコング』に出演したとき、僕はコングの動きを完璧にこなさなくてはならなかった。CGでも、心理的には演じることに違いはないんだ よ」と、新技術に際し俳優たちが知っておくべき点を広く知らしめることが目的とのこと。


 またこのスタジオは、訓練という教育的な役割とともに、ゲーム業界やライブなどのイベントの宣伝活動にも使えるよう商業的にも利用されるようだ。 詳細は、カンヌ国際映画祭で発表する予定だ


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