米20世紀フォックスは5月6日、数年前から企画段階にあった「猿の惑星 」シリーズ最新作「Rise of the Apes(仮題)」の全米公開日を2011年6月24日に決定したと発表した。
68年の第1作「猿の惑星 」のプリクエル(前章)となる同作は、オリジナルシリーズの 5作品や、ティム・バートン 監督がリメイクした「PLANET OF THE APES/猿の惑星 」(01)とはまった く異なる視点で描かれるという。現代のサンフランシスコを舞台に、遺伝子操作実験で生まれた高い知能を持つサルたちが、人間の支配をもくろみ戦争をしかけ てくるという社会に対して警鐘を鳴らす内容となる。
リッ ク・ジャッファ (「レリック 」)とアマンダ・シルバー (「ゆりかごを揺らす手 」)が共同執筆した脚本をもとに、英国の新鋭ル パート・ワイヤットがメガホンをとる。また今回初めてCGとなるサルのキャラクター制作を、「アバター 」でアカデミー視覚効果賞を受賞したニュージーランドの WETAデジタル社が担当。60~70年代にかけて製作されたオリジナルシリーズでは、俳優が特殊メイクをほどこして演じていた。