<ゲーム1週間>ソニーのゲーム事業が改善 「龍が如く」PSP新作に高良健吾
今週(8~14日)は、 ソニーの決算で赤字のゲーム事業の改善が進んだことが発表されたニュースや、カプコンの新作タイトル発表会が開かれた話題などが 注目を集めた。
13日、ソニーが10年3月期通期連結決算を発表。ゲーム事業は家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の製造コスト改善が進み、来期、黒字化 を果たす見通しとなった。新型PS3が好調に推移し、年間出荷台数は08年度の1010万台を上回る1300万台に伸び、10年度も1500万台に増える とみている。一方、携帯ゲーム機「PSP」は、990万台(08年度は1410万台)に急落した。
14日、累計400万本を出荷している人気ゲーム「龍が如く」の新作で初のPSP向けタイトルの正式名称が「クロヒョウ 龍が如く新章」に決まった。主 人公の声を俳優の高良健吾さんが担当するほか、黒沢年雄さん、岩城滉一さんがゲームの声優に初挑戦することも明かされた。
12日、カプコンの新作タイトル発表会があり、アクションシューティング「ロストプラネット2」(PS3・Xbox360)をはじめ、新感覚ミステリー 「ゴーストトリック」(DS)、オリジナルRPG「ラストランカー」(PSP)の作品3本について開発陣が紹介。「ゴーストトリック」を手がけた巧舟(た くみ・しゅう)ディレクターは実際にゲームをプレーし、「密度が濃くて純度の高いミステリーができました」と出来栄えに自信を見せた。
13日、スクウェア・エニックスは4月28日に発売されたニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2」の出荷数が100万 本を突破したことを明らかにした。「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」シリーズは、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するモンスターをスカウ トして仲間にし、成長させていくRPGで、「2」では300種類以上のモンスターが登場し、Wi-Fi通信によるリアルタイム対戦にも対応している。(毎 日新聞デジタル )