eiga.com より(以下一部抜粋)

 お笑い芸人の千原ジュニアが、ジョージ・クルーニー 主演の米映画の名付け親となり、邦題を「ヤギと男と男と壁と 」に決定した。原題は「The Men Who Stare at Goats」で、実在した米軍の超能力特殊部隊の活躍を描く。千原は、「僕がタイトルをつけたからには、授業参観の親の気分で、たくさんの人に見て欲し い」と“親心”をのぞかせた。

千原は、CSチャンネルNECOの「千原ジュニアの映画製作委員会」で洋画に邦題をつけるという企画に参 加。事前にバッファロー吾郎、POISON GIRL BANDとともに試写を観賞し、映画評論家のミルクマン斎藤から邦題の重要性についてレクチャーを受けた。そんななか、千原は芸人たちと知恵をしぼり宣伝 会議に提出する邦題を選定した。


直訳すると「ヤギを見つめる男たち」だが、千原が配給元・日活の劇場、宣伝、買い付け担当者にプレゼンし たのは「ヤギ!ヤギ!ヤギ!」「優しい戦場」「山羊と見つめる男たち」「山羊は地球を救う」「瞳に映る男たち」「クルーニー・ジョージのすべらない戦場」 「山羊と男と男と壁と」の7タイトルだった。そのなかから、「ヤギ!ヤギ!ヤギ!」と「山羊と男と男と壁と」のふたつに絞り込まれた。

最終的に、軽いテイストの「ヤギ!ヤギ!ヤギ!」よりも、メイン館となる東京・シネセゾン渋谷の雰囲気にマッチするという理由で、 「山羊と男と男と壁と」に決まった。さらに、“山羊”がなじみにくい漢字のため、“ヤギ”に変更。千原は、「洋画に邦題をつけるなんて、もちろん初めての 経験ですごく疲れました。全部で20個は考えましたよ。街を歩いていて自分でも目にするわけだから、納得いくものにしたかった。(あとに)残るものだから 責任重大ですね」と語った。


同作は、クルーニーとユ アン・マクレガージェフ・ブリッジスケビン・スペイシー というハリウッドスターが顔をそろえた話題作。 “地球上から争いをなくすこと”だけを目的に組織された兵士たちが、得意技“キラキラ眼力”を駆使しながらも歴史の表舞台から姿を消さざるをえなかったの か、ユーモアを交えながら描く。


ヤギと男と男と壁と 」 は日活配給で、8月14日から全国で公開。