Record Chinaより(以下一部抜粋)

>2010年5月29日、アン・リー(李安)監督の最新作「パイの物語」( Life of Pi)が、巨額の製作費が問題で暗礁に乗り上げている。中国時報が伝えた。

「パイの物語」は、「ブロークバック・マウンテン」や「ラスト、コーション」で知られる台湾のアン・リー監督が手がける最新作。02年度の英ブッカー賞を 受賞したカナダ人作家ヤン・マーテルの大ベストセラー冒険小説「パイの物語」を映画化するもので、これまでに「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラ ン監督、「ハリー・ポッター」シリーズのアルフォンソ・キュアロン監督らが名乗りをあげてきたが、最終的にアン・リー監督が選ばれている。

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今夏のクランクインに向けてロケ地選択など準備を進めていたリー監督だが、提示している7000万ドル(約64億円)という巨額の製作費が、製作する20 世紀フォックス社との折り合いがつかず、暗礁に乗り上げているという。

米紙ロサンゼルス・タイムズでは、高額製作費に伴う利益の少なさに20世紀フォックス社がちゅうちょしており、リー監督側が譲歩あるいは何らかの解決案を 提出しない限り製作続行は難しい、と報じている。