> 中止か決行かで注目された人気グループ、SMAPの出演する中国・上海万博のイベントが中止となることが5日、決まった。万博事務局が公式ウェブサイト で発表したもので、「安全と秩序を考慮した」というのが理由。ファンが殺到し、会場が混乱するのを懸念した結果だが、開催を約1週間後に控えた大イベント の中止で、事務局の場当たり的な運営の責任が問われそうだ。

 1988年のSMAP結成以来、初の海外公演となるはずだった13日のイベントの中止が正式に発表された。万博事務局にはネットを含め50万件超の問い 合わせが殺到。日本からも大勢のファンが詰めかけることが予想され、国内外ファンの間で期待が高まっていたが、事務局は会場の盛り上がりよりも安全確保を 優先させた形だ。

 中止の決定を受けてSMAPはこの日午後、無念の胸中を文書で発表。「今は、僕らに会う事を楽しみに待っていたファンの方たちの気持ちを思うと、大変つ らいです。そして、残念な気持ちでいっぱいです。急な事で、具体的な事ははっきり申し上げられませんが、必ず、待っていて下さった中国の皆さんにお目にか かれる機会を持ちたいと思っています」としている。

 イベントは元々、万博事務局が2年前、中国でも人気の高いSMAPの所属するジャニーズ事務所に持ち掛け、今年4月に双方が合意。1万8000人を収容 できる万博会場内のホールで開催する予定だった。入場券は無料で、当日、会場内で先着順に整理券を受け取る方式に決定した。

 ところが、同じ方式で5月30日に韓国のアイドルが出演したイベントの際、数千人のファンが殺到。入場できなかったファンが暴れるなどして警官隊が出 動、負傷者が出る騒ぎとなった。

 これを受けて、SMAPのイベントをめぐり事務局では入場券を抽選方式に代える検討をしたり、日本総領事館も事務局に混乱防止策を取るよう要請。しか し、結局は事務局が具体策を出さないまま、さじを投げた結果となった。

 事務局は「慎重な検討を重ねた結果、(中止を)決定した。ファンの理解をお願いしたい」としているが、事務局に批判が集まるのは必至。中国のインター ネット上では「みんなで応援グッズを準備したのに」などとファンの怒りの声が続々と書き込まれている



いくらそのイベントの入場券そのものがタダだったからってさ、SMAPのためだけに上海万博に行くことにした人もいるはずだから、そういう人にとってはこれ、詐欺も同然だよね。そもそもこんなイベント、マジで実行できると思ってたのかどうかすら怪しいわ。集客のためにSMAPの名前だけ利用したと思われても無理ないと思う。日本から行こうと思ってた人だっているだろうに、今からじゃキャンセルしようにもキャンセル料が発生するんじゃないのかしら? そういう人達の苦情は誰が受け付けてくれるの?(←いないと思う)

どうして「ファン」って、まともな人間扱いしてもらえないんだろうね?
「ファン」ってだけで足元見られて適当にあしらわれ、挙げ句の果てに、その「ファン」の対象(この場合はSMAP)が悲しむような真似はしないでくださいとか言われちゃったりするのよね。

やり場のない怒りを抱えているであろう皆様に心から同情申し上げます。