eiga.com より(以下一部抜粋)

 アントニオ猪木 主 演、辻仁成 監督の映画「ACACIA 」が、6月12日に初日を迎え、猪木と辻監督、子役の林凌雅 は角川シネマ新宿で初日舞台あいさつを行った。

同 作は、息子を失った元覆面プロレスラーの大魔神と、家に転がり込んできた少年タクロウのひと夏の交流を描いたヒューマンドラマ。辻監督が6年ぶりにメガホ ンをとり、自らが執筆した原作「アカシアの花のさきだすころ-ACACIA-」を映画化した作品だ。


映画初主演を果たした猪木は、今年デ ビュー50周年を迎えるが「元気ですかー!」というおなじみの掛け声に場内は拍手喝さい。自身の演技について、「実はまだ見ていないんです。恥ずかしくて (笑)」と衝撃の告白。これには辻監督も、「衝撃的ですね」と驚きを隠せない表情だった。


辻監督は、「完成して2年も経つので、てっきり 見てもらっていると思っていましたが……。この映画はある意味、猪木さんのドキュメンタリーでもある。見られないというのは、それだけ猪木さんにとって思 い入れがあるということですから」と主演俳優を称えた。


一方、林は「大勢の人に見てもらえてうれしいです。(撮影現場では)猪木さんから “アリが10匹でありがとう”とかダジャレを教えてもらった」と明かし、猪木と辻監督を苦笑いさせていた。また、ひと足早く「父の日」のプレゼントとして 猪木へ似顔絵が贈られ、客席を和ませていた。