シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

7月17日、あまりホラー映画のイメージのないフランス発の映画ながら、そのビジュアルだけでも驚くべきゾンビ映画『ザ・ホード -死霊の大群-』が公開される。

映画『ザ・ホード -死霊の大群-』写真ギャラリー

 ゾンビ映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督は、
「ゾンビが走り出したら、足が折れちゃうと思うんだよ」
という考えのもと、緩慢なゾンビを描き続けているというが、本作のゾンビはそんなロメロ監督の考えを覆し、狭い場所でも走っていく。

 また、アメリカのゾンビ映画によくあるコミカルな要素や、間抜けなティーンエイジャーの出番も全くなく、あくまでもシリアスに極限状態でのサバイバルを描いているという本作は、公開されている場面写真だけでもインパクトありすぎ。

 血塗られた唇にキッとむき出された牙のように鋭い歯、無数の血塗られた手が四方八方から伸びているゾンビたち、まさに地獄絵図のよう……そのほか、細い路地を迫りくるゾンビの群れもインパクト大! 本作のために300体のゾンビを用意したというが、とにかく信じられないほどの数のゾンビが登場していることがわかる。

 『ザ・ホード -死霊の大群-』は、ゾンビ対警官対ギャングによる三つどもえの大決戦を描いたフレンチ・アクションホラー。新人監督ながら、本作でポルト国際映画祭で最優秀脚本賞、撮影賞、ジェラルメ映画祭でSCIFI 審査員賞などを受賞し、新作オファーが次々と舞い込んできているというヤニック・ダアン、バンジャマン・ロシェ両監督の手腕に注目したい。

映画『ザ・ホード -死霊の大群-』は7月17日よりシアターN渋谷ほかにて全国順次公開



2010年7月17日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次公開
ゾンビ対警官対ギャングによる三つどもえの大決戦を描いたフレンチ・アクションホラー。警官たちが乗り込んだギャングの根城に、新鮮な人肉を求める大量のゾンビが押し寄せてくる。監督は、本作がデビュー作となるヤニック・ダアンとバンジャマン・ロシェ。仲間思いの刑事ウィセムを『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のジャン=ピエール・マルタンスが演じる。強烈なスプラッター描写とすさまじい展開が楽しめる。
配給:ショウゲート
オフィシャルサイト
http://www.showgate.jp/horde/