>NHKで現在放送中の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は、7月5日から新展開を迎え、昭和40年前後のマスメディアのぼっ興とともに、向井理が演じる漫画家・水木しげるが巨大な存在へと変ぼうする。それにともない、連続テレビ小説の出演は初めてとなる7人の新キャストが発表された。
7月5日の週から登場予定の大手出版社「雄玄社」の編集者・豊川悟役に眞島秀和。雄玄社で眞島と共に勤務する編集者・梶谷役に須賀貴匡。若手編集者で水木しげるの担当になる北村役に加治将樹が出演。
そして水木しげる作品の映像化に大きな関わりを持つ城西映画テレビ部プロデューサー・船山信義役の風間トオルは7月19日の週から登場予定。
また、多忙となった水木しげるの漫画のアシスタントを務める小峰章、倉田圭一、菅井伸の役を斎藤工、窪田正孝、柄本佑がそれぞれ演じる。
新キャスト発表にあたって、制作統括の谷口卓敬チーフプロデューサーは次のようにコメントした。「7月には物語も折り返し点を過ぎ、貸本業界の斜陽化の中にあって、貧しい暮らしを送っていたヒロイン夫婦に、ついに追い風が吹き始めます。高度経済成長を背景に急成長を遂げつつあった大手の出版社は、週刊の少年漫画雑誌の部数を激しく競い合っていました。他誌を追い越せと必死の思いだった若手編集者たちは、水木しげるという特異な才能に着目し、彼をマスメディアの舞台へと押し出すことになります。新しいソフトを求めていた放送メディアも水木作品の映像化へと突き進み、加速度的に忙しさの増していく水木しげるはアシスタントたちを雇ってプロダクションを立ち上げます。若さと勢いのある新キャストのみなさんと共に、ドラマはいよいよ時代の大きな転換点に差し掛かります。ご期待ください」