>1998年から2004年にかけて米ケーブルテレビHBOで放送され、2本の映画が劇場公開された『SATC』シリーズが、噂通り、12年の歴史に 幕を閉じることになった。
サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、キム・キャトラル主演のテレビ全6シリーズ94エピソードが大ヒットし たのを受けて製作された『セックス・アンド・ザ・シティ』(08)が予想を上回る大ヒット。早くも3部作計画説が浮上した。さらに『セックス・アンド・ ザ・シティ2』(10)の公開前は前売券の売り上げも上々だったため、脚本も手がけるマイケル・パトリック・キング監督は、「いろんな構想がありますが、 今度の舞台はニューヨークからロンドンにしようかと考えています」などと次回作への展望を語っていた。
しかし、実際には、オープニング3日間の興行成績が5700万ドルだった『SATC』に比べ、『SATC2』は3700万ドルと大幅ダウン。そのう え民族問題や4人の極端すぎるキャラクター設定などに対する悪評が相次ぎ、公開直後からシリーズ第3弾の製作を危ぶむ声が聞かれていた。