>毎週のようにビッグタイトルが続々と公開される夏休み映画のバトル月間がいよいよ開幕。その先陣を切ったのが、全国 447スクリーンで公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』だ。初日2日間の動員で70万7,399人、9億7,199万3,450円という驚異的な数字をたたき出し、堂々第1位を獲得した。 前作の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の興収は173億5,000万円と実写邦画映画の歴代1位を記録したモンスターヒットとなったが、前作から7年ぶり、待 望の新作とあって、熱狂的なファンを中心に多くの人たちが劇場に集結。内訳としては、初日の3日が興収5億2,928万3,850円、動員が39万17 人、4日が興収4億4,270万9,600円、動員が31万7,382人となっており、全国41スクリーンで初日舞台あいさつの様子を同時生中継したこと が初日の動員増に貢献したようだ。配給元の東宝では「興収100億円突破は確実」とのコメントを発表しているが、平日の客足、そしてリピーターの獲得が、 今後の目標達成の鍵となってくるだろう。これから夏休みを迎え、ライバル作品が続々と登場することもあり、今後の推移に注目していきたい。
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4週連続でトップを独走していた映画『告白』がついに2位にランクダウン。しかし公開30日間の累計成績が動員209万1,255人、累計興収が 27億759万8,200円を突破と、今週中にも30億円突破の可能性もあり、その勢いにはまだまだ目をみはるものがある。そして3位初登場となったのが リュック・ベッソン監督のアドベンチャー映画『アデル/ファラオと復活の秘薬』。全国262館の公開で、興収1億662万2,300円、動員8万 7,333人という結果となった。午前中は男性層を中心とした興行を展開していたが、午後になって女性層の比率が増加。結果的に幅広い層の支持を集めた興 行となった。今後もテレビスポットを中心とした宣伝を投入する予定とのこと。夏映画のダークホースとして、面白い存在になるかもしれない。
4位は公開4週目となる映画『アイアンマン2』、公開5週目の5位の映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』がそれぞれワンランクダウン。6位の 映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツ』は4ランクダウンとなった。そして公開4週目の映画『アウトレイジ』が7位とワンランクダウン。8位の『ザ・ウォーカー』が3ランク ダウン。そして公開12週目の映画『アリス・イン・ワンダーランド』は9位健闘中という結果となった。
そして、昭和の未解決事件「三億円事件」の真相に迫った奥田瑛二、渡辺大らが出演する映画『ロストクライム -閃光-』は10位初登場。映画『FLOWERS フラワーズ』は惜しくも11位とベストテン圏外へと落ちてしまった。