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>レオナルド・ディカプリオが主演を務め、『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが監督を手がけた映画『インセプション』のジャパンプレミアが20日 に都内で行われ、ディカプリオ、渡辺謙、プロデューサーのエマ・トーマス氏とノーラン監督が登場した。

ジャパンプレミアの写真

『インセプション』は、ノーラン監督が自身で脚本も手がけたサスペンス・アクション。人の頭脳の中に忍び込み、他人の頭の中の“アイデア”を盗み出す男コ ブ(ディカプリオ)が、他人のアイデアを盗むのではなく、ある考えを“植えつける”という最高難度のミッションに挑む物語。

六本木の会場はファン2000人、報道陣200人が集結し、ノーラン監督、ディカプリオらが登場すると会場には大歓声が響き渡った。私生活のパートナーで もあるトーマス氏と登場したノーラン監督は「私はずっと“夢”に強い興味を持っていましたので、いつか“夢”を主題にした作品を作りたいと思っていまし た」と語り、本作が日本でロケ撮影されたことについて「初期の作品から日本でキャンペーンをしてきたので、この美しい都市を欧米の人に見せたいと思ってい ました。本作で日本で撮影できて本当にうれしい」とコメント。

妻で女優の南果歩と会場に登場した渡辺は「去年の夏に撮影が始まった時は霧の中にいるようでした。難解なスクリプトでどこに連れて行かれるかわからない状 態でした。でも、クリストファー・ノーランを信じて、半年で6か国を巡りました。そして、この映画を携えてみなさまの前にたどり着けてうれしい」と述べ、 ディカプリオは「頭脳に刺激を受けるような作品なので、きっとみんなに気に入ってもらえると思う。日本にまた戻ってこれたのもうれしいし、友人の渡辺さん と再会できるのもうれしい。みなさん、彼は“宝”なんだから、彼のことを大切にするべきだよ!」とあいさつ。司会者から「もし誰かの頭の中に入ることがで きるとしたら、誰の頭の中に入りたい?」と質問されると「プレイバシーの侵害だから、本当はいけないことなんだけどね」と前置きしつつも「歴史上の人物。 アレキサンダー大王の頭に入って、もう少し彼を理解したいね」と笑顔を見せた。

『インセプション』
7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー



Who killed Cock Robin?
映画『インセプション』ジャパンプレミアに登場した(左から)渡辺謙、レオナルド・ディカプリオ、クリストファー・ノーラン監督、プロデューサーのエマ・ トーマス氏