> スウェーデンで空前の大ヒットを記録した映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のハリウッドリメイク版のヒロインが、ついに決まるかもしれない。
ハリウッドニュースサイトindieWIREのアン・トンプソンが、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のヒロインである、リスベット・サランデル役の最終候補5人を伝えている。5人はいずれも若手の新進女優のため、日本ではあまり 知られていないが、以下の通りである。
1. オーストラリア出身のエミリー・ブラウニング:『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』で長女役を演じた21歳
2. アメリカ出身のルーニー・マーラ:マイケル・ベイ製作による新しい『エルム街の悪夢』でナンシー役を演じた25歳
3. オーストラリア出身のソフィー・ロウ:『ビューティフル・ケイト』(原題)での演技で注目されている19歳
4. オーストラリア出身のサラ・スヌーク:オーストラリア国立演劇学院(NIDA)を2008年に卒業した新人女優
5人目はフランス人女優といわれており、名前は明らかにされていないが、25歳のレア・セドゥではないかとうわさされている。レアはラッセル・クロウ主演映画『ロビン・フッド』で、イザベラ・オブ・アングレームを演じており、ミステリアスな雰囲気の美女だ。
これまでに、キャリー・マリガン、エレン・ペイジ、ミア・ワシコウスカなど人気女優の名前が候補者としてあがってきたが、誰が演じるにしても、過去に性的虐待を受け、鼻ピアスと全身タトゥー姿のリスベットは挑戦しがいのある役柄となることだろう。
ハリウッド版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』は、2011年12月21日の全米公開を予定しており、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の鬼才デヴィッド・フィンチャー監督がメガホンを取る。ダニエル・クレイグが、オリジナルでミカエル・ニクヴィストがふんした、雑誌「ミレニ アム」の発行責任者のミカエル・ブルムクヴィスト役として出演交渉中だが、正式契約には至っていない。
映画の原作となっているスティーグ・ラーソンの小説は3部作で、ハリウッド版も3部作構成になる予定だ。フィンチャー監督は、3部作すべてでメガ ホンを取る見込みで、映画はオリジナルと同じく、過激な暴力描写をそのまま映像にする、ショッキングでハードなR指定(17歳未満は保護者同伴が必要)に なると、製作するソニー・ピクチャーズの重役が明らかにしている。