> 人気グループ「V6」の森田剛(31)が、作家・三島由紀夫の代表作を舞台化した「金閣寺」に主演することが25日、分かった。演出家の宮本亜門氏
(52)が芸術監督を務め、来年1月にオープンする神奈川芸術劇場のオープニング作品として上演されるもの。森田は役に合わせて丸刈りにし、世界中で知ら
れている日本文学の金字塔に挑む。
神奈川の新しい芸術の発信地として、来年1月に横浜・山下町にオープンする神奈川芸術劇場。そのこけら落とし公演の主役という大役を森田が担う。
「金閣寺」は、昭和の文豪・三島由紀夫の代表作。生来の吃音(きつおん)をコンプレックスに持つ若い僧侶・溝口が金閣に魅せられ、やがて金閣との関係を 絶たれたことに絶望し、最後は放火して消滅させることで、自らの自由を得るというストーリー。宮本氏が芸術監督に就任した際、「日本に焦点を当て、神奈川 から世界へ向けて、日本オリジナルの世界基準の作品を」と考えた結果、頭に浮かんだのが、この作品だった。
溝口の孤独な感情を表現するには、高いレベルの演技が要求される。宮本氏も「日本文学史上、最もやりがいのある役の一つと言っても過言ではない」として いるが、その難役に森田を指名したのは「常に演技熱心であり、捨て身で役に没頭する」という、舞台への情熱を買ったからだった。
出演の話を聞いたときには「大変光栄に思いました。と同時に、身の引き締まる思いもありました」と森田。ただ、不安よりも魅力の方がはるかに勝っている という。「豊潤な言葉で読み手を魅了する三島の世界で、溝口が何を考え、どう人生を見つめていたのかを深く掘り下げてゆくのは、とても興味がわきます」。 今は一日も早くセリフを頭に入れ、作品の世界を自らの中に描き出すことを楽しみにしている。
宮本氏も「これから、けいこ場でタッグを組むのが実に楽しみだ。お互い容赦なく、真剣勝負で徹底的に突き進みましょう!」と意欲十分。劇場の“責任者”として、オープニングから全力で取り組んでいくつもりだ。
神奈川の新しい芸術の発信地として、来年1月に横浜・山下町にオープンする神奈川芸術劇場。そのこけら落とし公演の主役という大役を森田が担う。
「金閣寺」は、昭和の文豪・三島由紀夫の代表作。生来の吃音(きつおん)をコンプレックスに持つ若い僧侶・溝口が金閣に魅せられ、やがて金閣との関係を 絶たれたことに絶望し、最後は放火して消滅させることで、自らの自由を得るというストーリー。宮本氏が芸術監督に就任した際、「日本に焦点を当て、神奈川 から世界へ向けて、日本オリジナルの世界基準の作品を」と考えた結果、頭に浮かんだのが、この作品だった。
溝口の孤独な感情を表現するには、高いレベルの演技が要求される。宮本氏も「日本文学史上、最もやりがいのある役の一つと言っても過言ではない」として いるが、その難役に森田を指名したのは「常に演技熱心であり、捨て身で役に没頭する」という、舞台への情熱を買ったからだった。
出演の話を聞いたときには「大変光栄に思いました。と同時に、身の引き締まる思いもありました」と森田。ただ、不安よりも魅力の方がはるかに勝っている という。「豊潤な言葉で読み手を魅了する三島の世界で、溝口が何を考え、どう人生を見つめていたのかを深く掘り下げてゆくのは、とても興味がわきます」。 今は一日も早くセリフを頭に入れ、作品の世界を自らの中に描き出すことを楽しみにしている。
宮本氏も「これから、けいこ場でタッグを組むのが実に楽しみだ。お互い容赦なく、真剣勝負で徹底的に突き進みましょう!」と意欲十分。劇場の“責任者”として、オープニングから全力で取り組んでいくつもりだ。