BARKSより(以下一部抜粋)
>すでに報じられている通り、7月25日付にて米4大紙のひとつであるロサンゼルスタイムズが、YOSHIKIにスポットを当て、X JAPANの魅力を報じた。
◆ロサンゼルスタイムズ紙面画像
ここ日本においては既報の情報がまとめられたものではあるが、アメリカにおけるX JAPANの立ち位置、そしてそのアメリカに向けたYOSHIKIの強い思いが、強烈な言葉となって浮かび上がるシーンもある。
ロックフェス<ロラバルーザ>でX JAPANがメインステージに立つことに対し、身近な人たち全員がYOSHIKIのように前向きではないと吐露した。もちろんYOSHIKIにブレはない。
「日本のマネージメントでは、アメリカや海外では絶対成功できないっていう人が多いですね。だからこそそう言われると、もっとやりたくなる」と、逆風はYOSHIKIのロック魂に火をつけた。
「人は、月に行くのは無理だと言う。俺は月に行きたいんだ。その月と言うのがアメリカの市場なんだ」──YOSHIKI
アメリカ進出は長年のYOSHIKIの目標でもあり、もはやYOSHIKIにとって達成すべき与えられた試練でもある。その足がかりを見い出し手ごたえを 感じたのは2010年1月、8,000人のファンに見守られハリウッド・ブルーバードを6時間以上も封鎖して行なわれた大規模ビデオシューティングだっ た。花火を打ち上げ炎の柱を揺らし、ヘリを何台も飛ばしたこの撮影を通して、YOSHIKIはファンの熱い声援と求められている期待の強さ、熱さ、そして その重さを身体全体で受け取ったに違いない。同時に米国での評価もYOSHIKIの背中を押したことだろう。レコーディング・アカデミー会長は YOSHIKIの将来性を高く評価し、大きな信頼を寄せている。
感動とともに、前に進む自信と責任をまとった。同時に、アメリカツアーを行ない、アメリカでアルバムをリリースしたいという、アーティストとしての純粋な 欲望に打ち震えた。そのような高揚と動揺は、デビュー以来の心模様だったのではないか。先日敢行したYOSHIKIインタビューでも、彼は現在のバンドの コンディションをデビュー時と同じような新人バンドの面持ちであることを明かしている。メンバーとの関係性や取り巻く環境の変化も手伝って今のコンディ ションがあることは自明だが、何よりもYOSHIKI本人の心境が、プロデビューに夢見るアマチュアのような、無垢な興奮に包まれているから、…それが真 実なのではないか。
秋にリリースを予定しているニューアルバムは、新曲とともに、X JAPANの代表曲のセルフカバーが収録される。多くは英語の歌詞をまとっている。おそらくアルバムの8割~9割の歌詞は英語が占めるものと思われる。
JrockRevolution.comを立ち上げたジョナサン・プラットは、X JAPNAを欧米バンドと比較する。
「たとえるならKISS」──ジョナサン・プラット
ジョナサンは、X JAPANを高貴なスタイルを持つ最高のアリーナバンドであると評し、素晴らしいバラードを含む讃歌のようだとその音楽を分析する。X JAPANをサポートするファンが、バンドへの信頼と絆を強く有し、ひと夏の間にできるだけたくさんのライブを見ようとする様子を、グレートフル・デッド とそのオーディエンスとの関係性を例に挙げて説明をした。
ロサンゼルスでの活動を通し、数多くの映画音楽制作から様々な人脈までをも手にしてるYOSHIKIだが、メンバーが全員アメリカ進出を楽しみにしているかと聞かれると、「そう思うのもいるし、そう思わないのもいる」とYOSHIKIは吐露した。
ノース・ハリウッドのスタジオでYOSHIKIは語っている。「俺はみんなと一緒でも、一人きりでもこれをやる」。YOSHIKIは、X JAPANのメンバーに非常に聞きにくい問いかけをしたことを、今もなお反芻する。「俺に付いてくるのか、付いてこないのか?」
Xのデビュー時、そのかつてない風貌と過激な美意識は、オーディエンスに絶賛を持って受け入れられると同時に、保守的なメディアからはいぶかしくみられる 状況もあった。あまりに先進的過ぎた既成にはまらないそのスタイルは、多くのレーベルに拒絶され評論家の毒舌の的にされていたと、ロサンゼルスタイムズも 報じている。スラッシーなメタルサウンドに、シルクのようなメロディーを持つバラードの共存、今まで見たこともないようなメイクとヘア、過激なステージン グ、体力の限界を超えたフレージングの応酬…、何から何まで初めてづくしのXは、世の逆風を自らのエネルギーに変えて、邁進した。「評論家は、“気でも 狂ったかのようだ。音楽は演奏できていない”と酷評した。俺もそれに反発した」と、YOSHIKIは当時を振り返る。
時代は巡る。X JAPANは、今、初期Xが持っていたバイブに包まれている。そんなX JAPANなればこそ、共振のエネルギーは世の中に伝播していく。そう、ここに来てTAIJIが引き寄せられ、じわじわとX JAPANストーリの一端を担うのは、いわば自然の摂理なのだ。
>すでに報じられている通り、7月25日付にて米4大紙のひとつであるロサンゼルスタイムズが、YOSHIKIにスポットを当て、X JAPANの魅力を報じた。
◆ロサンゼルスタイムズ紙面画像
ここ日本においては既報の情報がまとめられたものではあるが、アメリカにおけるX JAPANの立ち位置、そしてそのアメリカに向けたYOSHIKIの強い思いが、強烈な言葉となって浮かび上がるシーンもある。
ロックフェス<ロラバルーザ>でX JAPANがメインステージに立つことに対し、身近な人たち全員がYOSHIKIのように前向きではないと吐露した。もちろんYOSHIKIにブレはない。
「日本のマネージメントでは、アメリカや海外では絶対成功できないっていう人が多いですね。だからこそそう言われると、もっとやりたくなる」と、逆風はYOSHIKIのロック魂に火をつけた。
「人は、月に行くのは無理だと言う。俺は月に行きたいんだ。その月と言うのがアメリカの市場なんだ」──YOSHIKI
アメリカ進出は長年のYOSHIKIの目標でもあり、もはやYOSHIKIにとって達成すべき与えられた試練でもある。その足がかりを見い出し手ごたえを 感じたのは2010年1月、8,000人のファンに見守られハリウッド・ブルーバードを6時間以上も封鎖して行なわれた大規模ビデオシューティングだっ た。花火を打ち上げ炎の柱を揺らし、ヘリを何台も飛ばしたこの撮影を通して、YOSHIKIはファンの熱い声援と求められている期待の強さ、熱さ、そして その重さを身体全体で受け取ったに違いない。同時に米国での評価もYOSHIKIの背中を押したことだろう。レコーディング・アカデミー会長は YOSHIKIの将来性を高く評価し、大きな信頼を寄せている。
感動とともに、前に進む自信と責任をまとった。同時に、アメリカツアーを行ない、アメリカでアルバムをリリースしたいという、アーティストとしての純粋な 欲望に打ち震えた。そのような高揚と動揺は、デビュー以来の心模様だったのではないか。先日敢行したYOSHIKIインタビューでも、彼は現在のバンドの コンディションをデビュー時と同じような新人バンドの面持ちであることを明かしている。メンバーとの関係性や取り巻く環境の変化も手伝って今のコンディ ションがあることは自明だが、何よりもYOSHIKI本人の心境が、プロデビューに夢見るアマチュアのような、無垢な興奮に包まれているから、…それが真 実なのではないか。
秋にリリースを予定しているニューアルバムは、新曲とともに、X JAPANの代表曲のセルフカバーが収録される。多くは英語の歌詞をまとっている。おそらくアルバムの8割~9割の歌詞は英語が占めるものと思われる。
JrockRevolution.comを立ち上げたジョナサン・プラットは、X JAPNAを欧米バンドと比較する。
「たとえるならKISS」──ジョナサン・プラット
ジョナサンは、X JAPANを高貴なスタイルを持つ最高のアリーナバンドであると評し、素晴らしいバラードを含む讃歌のようだとその音楽を分析する。X JAPANをサポートするファンが、バンドへの信頼と絆を強く有し、ひと夏の間にできるだけたくさんのライブを見ようとする様子を、グレートフル・デッド とそのオーディエンスとの関係性を例に挙げて説明をした。
ロサンゼルスでの活動を通し、数多くの映画音楽制作から様々な人脈までをも手にしてるYOSHIKIだが、メンバーが全員アメリカ進出を楽しみにしているかと聞かれると、「そう思うのもいるし、そう思わないのもいる」とYOSHIKIは吐露した。
ノース・ハリウッドのスタジオでYOSHIKIは語っている。「俺はみんなと一緒でも、一人きりでもこれをやる」。YOSHIKIは、X JAPANのメンバーに非常に聞きにくい問いかけをしたことを、今もなお反芻する。「俺に付いてくるのか、付いてこないのか?」
Xのデビュー時、そのかつてない風貌と過激な美意識は、オーディエンスに絶賛を持って受け入れられると同時に、保守的なメディアからはいぶかしくみられる 状況もあった。あまりに先進的過ぎた既成にはまらないそのスタイルは、多くのレーベルに拒絶され評論家の毒舌の的にされていたと、ロサンゼルスタイムズも 報じている。スラッシーなメタルサウンドに、シルクのようなメロディーを持つバラードの共存、今まで見たこともないようなメイクとヘア、過激なステージン グ、体力の限界を超えたフレージングの応酬…、何から何まで初めてづくしのXは、世の逆風を自らのエネルギーに変えて、邁進した。「評論家は、“気でも 狂ったかのようだ。音楽は演奏できていない”と酷評した。俺もそれに反発した」と、YOSHIKIは当時を振り返る。
時代は巡る。X JAPANは、今、初期Xが持っていたバイブに包まれている。そんなX JAPANなればこそ、共振のエネルギーは世の中に伝播していく。そう、ここに来てTAIJIが引き寄せられ、じわじわとX JAPANストーリの一端を担うのは、いわば自然の摂理なのだ。