>二宮和也、松山ケンイチという実力派俳優がW主演を務める映画『GANTZ』(2部作で2011年1月と春公開予定)の製作発表会見が都内で行われ、キャスト、スタッフが顔をそろえた。
昨今、多くのコミックが次々と映画化されている中でも、本作の原作は累計1,000万部を超える奥浩哉の人気コミックス。死んだはずの人間が、謎の 黒い球体=GANTZのある部屋に集められ、敵である星人と戦いを繰り広げるSFサスペンス大作だ。生き抜こうと戦いを続ける玄野と、暴力を否定する加藤 を中心に、それぞれの生存本能と正義をかけた迫力のアクションを展開する。その世界観が実写で実現されるとあって原作ファンからも大きな注目を集めてい る。
玄野役を演じた二宮は、自らも原作の大ファン。「『GANTZ』を映画化するということは、ちゃんとやるってこと。加藤役が松山くんと聞いて、“松山くんだったらやらせていただきます”とお話しました」と撮影前から松山に高い期待を寄せていた様子。
それに対し、松山は「ありがとうございます。僕も(玄野役は)二宮さんさんしかいないだろうと思いました」と照れ笑い。また、「『GANTZ』の スーツはいろんな能力を強化できる。男性のスーツは胸板や肩などがガッチリしているんですが、女性のスーツはすごくセクシーでラインが出る。夏菜ちゃんの おしりと胸がかなり強調されてます。強化するところが違うんじゃないかな(笑)」とコメント。二宮も「ビジュアルにもこだわった映画だと思います」と笑顔 を見せた。
監督は『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』(09)の佐藤信介。『デスノート』シリーズ(06)の佐藤貴博プロデューサーが企画を手がけた。ふたり は共にに40歳。佐藤プロデューサーは「僕たちは『インセプション』(公開中)のクリストファー・ノーラン監督と同い年。いつも(佐藤)監督と話している んですが、ノーラン監督には負けません!」と力強いコメントを発していた。