>8月7日、映画『愛の言霊~世界の果てまで~』の初日舞台あいさつが渋谷のシアター・イメージフォーラムで行われ、植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカ、金田敬監督が登壇し、初日を迎えた喜びを語った。
レイトショーにもかかわらず会場は若い女性で超満員。映画初出演にして初主演の植野堀が「遅い時間なのに、ありがとう。ゆっくり楽しんでいってください」と観客にお礼を述べると、大きな歓声が上がり、登壇者一同は感激しきりだった。
監督は映画初主演の植野堀に対し、「初々しく演じ切ってくれた」とうれしそうな表情。自然光を取り入れての撮影はできなかったと悔やんでいたが、「二人の本来の持っている美しさに頼って撮り上げた」と語ったので、ファンは大喜び。
本作はボーイズラブをテーマにしているものの、女性が感情移入できる女性目線で作られており、すっかり魅了される。今回の見どころはラストの10分間にわたる二人の濃密なベッドシーン。
植野堀演じる青年の相手役の河合は、眼鏡をかけたクールなエリート社員を演じたが、「(クールな役とはうらはらに)自分自身の内面では、熱く演じていました。それはラストの10分間を観てもらえれば………」と思いを込めて演じたことをアピールした。
前作で主役を演じた齋藤ヤスカは、今回は主演の二人の愛の行方を見守る役目。舞台あいさつでは、いつもの冗談と突っ込みで会場を笑わせ、和ませていた。
最後に、植野堀が「映画を観ながら、皆さんのそれぞれの思いを大切に、たくさんの思いを感じながら観てください」と観客にメッセージを送り、大きな拍手の中、満面の笑みを浮かべていた。
今回の『愛の言霊~世界の果てまで~』は、紺野けい子原作の人気ボーイズラブ・コミックを実写映画化した『愛の言霊』の続編で、前作からは約3年ぶりとなる。前作ファンには見逃せないシーンが盛り込まれているところもポイントだ。
映画『愛の言霊~世界の果てまで~』はシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開中