オリコン より(以下一部抜粋)

漫画家・水木しげるの原画などを集めた展覧会『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』のプレス向け内覧会、オープニングセレモニーが11日、会場の東京・松屋銀座で行われ、水木夫妻を描くNHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女 房』でヒロインを好演中の女優・松下奈緒、水木さんの妻・武良布枝さんが出席。ゲゲゲの“女房”の、公の場での2ショット初披露となった。布枝さんは隣に 立つ松下を見やり「晴れて肩を並べられて嬉しい」と笑顔をこぼし、一方の松下は「何度お会いしても緊張します。(会場を)一緒にまわって観ているのが不思 議な感じ」と肩をすくめた。

【写真】武良さん原作『ゲゲゲの女房』 ドラマ版の主要キャスト陣

 慣れないカメラのフラッシュを多数浴び、布枝さんは「すごいです。こういうカメラに囲まれて、現実のものとは思えない。夢のようです」と緊張気味。自身 らのドラマ化には「予期しないことの連続で驚き。フレッシュな方が主役を務めてくれて嬉しくて言葉がありません」と喜んだ。また布枝さんは水木さんも同ド ラマを観ていると明かし、「自然体の人間で、『あ、今やってるのか』って。忘れっぽいわけではないと思うんですが」とちゃめっ気たっぷりに語っていた。

 劇中で布美枝役を演じる松下は「布美枝としてこれだけ長い期間一緒に歩いてきたって感じています。私の中では私は“布美枝”で、布枝さんには100%な れないって分かっているけど、できる限り近づけているような」と充実感たっぷり。また同日夕方にNHK平成23年度前期連続テレビ小説のヒロインがお披露 目されるが、アドバイスを求められた松下は「9~10か月の間同じキャスト、スタッフと毎日楽しく仕事ができるので、不安も消える。できるだけ自分の気持 ちをぶつけて素直にやってほしい」とエールを送った。

 同展覧会は水木の初期の作品から最新の書き下ろしまで約100点の原画を展示し、60年かけて作り上げた世界を紹介。代表作『河童の三平』、『鬼太 郎』、『悪魔くん』や妖怪たちの原画のほか、水木の米寿までの人生を、結婚式写真や愛用の仕事道具などで振り返る。また妖怪などをモチーフにした甘味を揃 えた『鬼太郎茶屋』が会場内に期間限定でオープンする。

 展覧会『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』は23日(月)まで同所にて開催。