シネマトゥデイ
より(以下一部抜粋)
>2004年にアフガニスタンで友軍の誤射により亡くなったパット・ティルマンさんを描いたドキュメンタリー映画 『ザ・ティルマン・ストーリー / The Tillman Story』(原題)のアミール・バー・レフ監督が同作について語ってくれた。
>2004年にアフガニスタンで友軍の誤射により亡くなったパット・ティルマンさんを描いたドキュメンタリー映画 『ザ・ティルマン・ストーリー / The Tillman Story』(原題)のアミール・バー・レフ監督が同作について語ってくれた。
イラク戦争に従軍する前はNFLでプロフットボール選手として活躍していたパットさんは、戦闘で死亡した元スポーツ選手として英雄視されていた が、後に友軍の誤射で亡くなったという事実が政府によって隠ぺいされていたことが発覚した。本作では、当時真実を語ることができなかった戦友たち、事実が 発覚したことで報道とのギャップに苦悩する家族、そして政府の隠ぺい工作の裏側を描いたドキュメンタリー作品に仕上がっている。
バー・レフ監督は、制作経緯について「政府の隠ぺい工作よりも僕が興味を持ったのは、ティルマンの過去が亡くなった理由と同じくらい謎めいていた ことだった。世間が持っているイメージが、実際の彼とはまったく違うところを取っ掛かりにして、制作を開始したんだよ」とジャーナリスティックな観点から 事実を伝えるのが第一であったことを明かした。
パットさんについての隠ぺい工作は、当時不祥事が明らかになったばかりだった軍を政府がかばってのことだったいう説もある。バー・レフ監督は「多 少はそういうこともあるかもしれない」と認めつつも、「だけど大切なのは、ティルマンと同じように友軍の誤射で死んだものの、彼のように有名ではなかった ためにその事実が隠されているケースがたくさんあるということなんだ」と人々が見逃しがちな点をきっちりと説明してくれた。