シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> 21日、“エロバリ”シリーズ第1弾となる映画『ナース夏子の熱い夏』の初日舞台あいさつがポレポレ東中野にて 行われ、日本映画界の巨匠東ヨーイチ監督をはじめ、シリーズ2作でそれぞれ主演を務めた女優の愛奏、亜紗美が登壇。過激なセックス描写のあるピンク映画に もかかわらず、朝10:00からの回は幅広い客層で盛り上がりっていた。
エロティック・バリアフリーこと“エロバリ”は、“障害のある人たちが、エロティックな映画を映画館で楽しめ、体感できる環境を作る”というコン セプトの下に行われた上映イベント。女性の副音声と日本語字幕が付き、バリアフリー対応の映画館ポレポレ東中野で上映が行われる。さらに客席には女性専用 シートも用意されるなど、心の壁や偏見も取り払い誰でも見やすいようにという試みもある。
そんな“エロバリ”がついに公開! とあり、初日には女性も含め幅広い客層が詰めかけ、鑑賞直後の場内はムンムンした熱気に包まれていた。この光 景に手ごたえを感じた東監督は、「(障害者と健常者が)一緒の場所でひとつの映画を楽しんでいただけるのは、初めての試みでまだうまくいくか分からないけ ど、うまくいったら同じ映画を共有できると期待してます」とエロバリの第2弾へ向けてさらなる意気込みを語った。また、主演の愛奏がマイクを持つと、拍手 が沸き起こるとともにファンから花束も贈呈されてにっこり。舞台あいさつ終了後はロビーでファンとの交流も楽しんでいた。
劇場スタッフに話を聞くと、“エロバリ”はバリアフリー層の方々が見やすいように上映時間をモーニングショーにしたそうだ。初日では本来シニア層 が多い他のモーニングショー上映作品に比べ若い観客が多く、障害者手帳を持って来たお客様もみられたという。なお、“エロバリ”シリーズ第2弾は11月下 旬の公開が決定している。
本作は、サラリーマンが妻の入院先で出会ったナースと禁断の関係に落ちる姿を描いた官能ドラマ。監督は映画『もう頬づえはつかない』などで知られ る日本映画界の巨匠東ヨーイチ(東陽一)。主演は、薫桜子としてピンク映画大賞女優賞を受賞し、現在はラサール石井命名の名前で活躍する愛奏。熱い誘惑に 揺れる繊細な女心の行方が見どころだ。
映画『ナース夏子の熱い夏』はポレポレ東中野にてモーニングショー公開中