『BECK』初登場1位!!2位が『ハナミズキ』で向井理の出演作が1位、2位と独占!【映画週末興行成績】
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)> 旬の俳優の勢いというものは、その作品の魅力を何倍にも押し広げてしまうものだ。今ならさしずめ、向井理が旬の俳優の筆頭に挙げられるだろう。国内興行ランキングでは、先週までトップを獲得していた映画『ハナミズキ』に続き、今週は『BECK』が首位を獲得。向井出演の映画が次々とランクインしている。NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」も9月25日の最終回にむけて高視聴率をキープしている中で、彼の人気もうなぎ上り。俳優としての向井の勢いはまだまだ続きそうだ。
今週、初登場にして首位を獲得した全国316スクリーン公開の映画『BECK』は、初日2日間で動員23万151人、興収3億1,357万4,750円を記録。最終興収23億円を記録した映画『ゲゲゲの鬼太郎』との初日2日間の対比で99%とほぼ互角の数字を記録しており、さらなるヒットも期待できそうだ。劇場には、キャストのファンと思われる20代、30代の女性が多く来場し、さらに原作ファンの男性も数多く見られるなど、オールターゲットを集客。配給元の松竹では「最終的には興収30億円を目指したい」と意気込んでいる。
続いて2位も向井出演作品の『ハナミズキ』。5日までの累計動員は149万7,826人、興収が18億8,006万920円。早くも興収20億超えが間近となっている。3位はこの夏の興行第2位の成績を記録している映画『借りぐらしのアリエッティ』。公開8週目にして、累計動員が698万6,428人、興収84億3,177万2,770円という結果となっている。そして4位は、映画『トイ・ストーリー3』がワンランクダウン。興収118億円を上げた『アリス・イン・ワンダーランド』に続き、ディズニー配給作品としては今年2本目となる100億円超え。本作は、3D特別料金というアドバンテージもあり、この夏の興行第1位となったが、今後は3D作品『バイオハザード IV アフターライフ』の公開などもあって、9月9日、10日あたりを境に公開規模が縮小されるもよう。最終的な興収は約105億円となるのではないかといわれている。
そして5位は映画『ベスト・キッド』、6位は『劇場版メタルファイト ベイブレードVS太陽 ~灼熱の侵略者ソルブレイズ~』、7位は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』となり、それぞれ前週に比べてワンランクずつダウンという結果になっている。
初登場作品以外は全体的に順位を下げている今週のベストテン作品だが、その中で唯一ワンランクアップを果たしているのが、8位の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』だ。公開10週目を迎え、累計動員は547万1,451人、興収は70億1,437万8,500円を突破した。
9位には宮崎あおいと大竹しのぶの初共演作『オカンの嫁入り』が初登場ランクイン。全国89スクリーンと公開規模はそれほど大きくはないが、土日2日間の動員は3万2,575人、興収は3,865万7,200円で、見事ベストテン入りを果たした。客層は大河ドラマ「篤姫」で宮崎を知ったであろう年配層が中心で、午前から午後にかけて順調な動員を果たしているとのこと。年配層向けの作品は口コミが大きく影響してくるため、今後この作品がどれだけ広がるか、という点にも注目しておきたい。そして10位には『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』が2ランクダウン。11位が『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』で、4ランクダウン。公開9週目にして、『ポケモン』がベストテン圏外ということで、夏休みの終わりを実感させられる今週のランキングとなっている。