cinemacafe.net より(以下一部抜粋)

 生田斗真主演で映画化されることが決まった『源氏物語』の共演陣が発表され、紫式部役を中谷美紀、陰陽師・安倍晴明役を窪塚洋介、そして藤原道長を東山紀之が演じることが明らかになった。

 平安時代に成立した古典文学の傑作で、光源氏が宮廷内で紆余曲折を経ながら、栄華を極めていくさまが、様々な恋と共に描かれる。映画は作家・高山由紀子に よる「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、物語の中の光源氏の世界と物語を執筆した紫式部の世界が交錯する形で、夢と現実を往き来しつつ展開する。

 先日、映画の製作と共に生田さんが光源氏役を演じることが発表されたが、このほど明らかになった共演陣は3人。「源氏物語」を執筆する文豪・紫式部を中谷 さん、時空を超えて、現実と物語の世界の2つの世界を往き来し怨霊と戦う陰陽師・安倍晴明を窪塚さん、そして紫式部に物語を執筆させる人物であり、光源氏 の辿る軌跡が自らの人生と重なる、栄華の頂点に立つ男・藤原道長を東山さんが演じる。

 壮大なる愛の物語を生み出すという役柄に、中谷さんは「千年の時を経て今も尚語り継がれる物語を綴った紫式部が、長い髪と重い装束の内側に隠した修羅を演じることは、光栄であると同時に恐ろしくもありますが、鶴橋(康夫)監督を信じてついて行きます」と意気込みを語る。

 窪塚さんは「みんなが見たことのない、安倍晴明を御覧に入れます。京都/嵐山なう」とコメント。窪塚さんは役作りのため、晴明神社や京都・嵐山を巡り、勉強しているとか。

 かつてTVドラマで光源氏役を演じたこともある東山さんは「人生で二度も同じ文学作品に携われるなんて大変光栄です。日本文学最高峰を生み出した“紫式 部”。僕は“藤原道長”を演じることをとても楽しみにしています。斗真には負けないぞ(笑)!」とこちらも気合十分の様子。

 撮影は本日9月20日(月・祝)にクランクインし、年内にクランクアップの予定で、岩手や京都を中心に行われるという。

 『源氏物語』は2011年公開予定。