『海猿』伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平が超ハードな撮影の裏側語る!独占インタビュー!


シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

 9月18日から全国467スクリーンで3D、2D同時上映され、大ヒットを記録している映画『THE LAST MESSAGE 海猿』で、主人公の仙崎大輔を演じる伊藤英明をはじめ、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平、そして監督の羽住英一郎が過酷な撮影の裏側を語ってくれた。

 本作では、潜水士役を演じる役者たちが、撮影前に海上保安官の潜水士たちと同じ練習メニューをこなすのが恒例行事となっている。それは仙崎の妻と なったヒロインの環菜を演じる加藤が、「伊藤くんは、海猿シリーズを演じていくうちに、どんどん体が大きくなっていくんです」と断言し、伊藤が「慣れてい たつもりだったけど、やっぱり超きつかった!」とこぼすほど。伊藤たちは、2分半の息止めと、10キロほどの重りを持って背泳ぎ50メートル、500メー トルのフィンダッシュ、水中でのギア交換、水深5メートルぐらいのところから10キロの重りを持ち上げるといったメニューをこなしたという。


 このきつい練習の中、「若いヤツに、負けるわけにはいかない!」と伊藤を奮い立たせていた存在が、今作で伊藤のバディ役を務めた三浦翔平だ。初め て訓練に参加した三浦は、「4キロの重りを持って、立ち泳ぎをしているときは、本当におぼれかけました……。本当に怖かったし、何度も帰りたくなりました よ(笑)」ときつい練習を振り返る。それを聞いた伊藤も当時を思い出し、切実な口調で「本気で沈むんですよ! 訓練中は、助けてくれないし、あおられる し……、教官に、耳元で『お前、本当に海猿か!』って怒鳴られたときもありましたね(笑)!」と三浦に同調する。


 2005年からシリーズに参加している佐藤もまた、ハードな訓練には相当鍛えられたようで、「前作で腕立てのシーンがあったんですけど、それも本 当にきつかった思い出の一つです」と振り返った。「前のドラマで、20キロの重りを背負って100階段を上るシーンでは、イミテーションの重りを持とうと したときに、英明さんに『お前、海猿だろ!』って、本物の重りを背負わされましたよね!」と続ける佐藤。バディたちの思い出話は尽きない。


 実は女性の加藤も以前、この訓練に参加していたというから驚きだ。「20キロくらいあるボンベをしょって立つんですけど、もうビクともしないんで すよ(笑)! 伊藤さんに、後ろから押してもらってようやく立てたのをすごくよく覚えています。今回も、メイキングで、すごく頑張っている皆さんの姿を見 て、本当にかっこいいな! すてきだな! って思いましたね」と世の中の女性たちを代表して、海猿たちの魅力を語った。 


 そんな過酷な現場を率いた羽住監督は、「この映画の現場ほど過酷な現場はないと思うんです。俳優たち、一人一人が、海保の潜水士としての訓練を受 けて、撮影に臨む。翔平は初めて撮影に参加しましたけど、やっぱりそれだけつらい訓練を乗り越えたから、それが自信につながったと思うんですよね。今回 は、ワンカットも回っていないうちから、すでに仲間になっていましたから」と俳優たちの苦労をしっかり見届けていたようだ。伊藤もそんな監督の気持ちを 知ってか「撮影のときは、酸素ボンベも道具一式すべてを、小道具さんじゃなくておれたちが管理するんです。監督は、海上保管官として生きる……そういう空 気感を、撮影前に作り出してくれるんですよね」と、このつらい訓練こそが、海猿メンバーの第一歩となることを教えてくれた。
 
 本作の舞台は大型台風が近づく中で、火災の猛威にさらされた、国家プロジェクトの天然ガスプラント。大量の水と炎と戦うシーンが多く、たった4分のシー ンを4日間かけて撮るほど、撮影が始まってからの現場もまた、ハードな毎日の繰り返しだったという。スタントを一切使用せず、役者本人たちがすべて演じる のが『海猿』シリーズのすごさでもある。「そんな現場を経験させてもらえることがうれしい」と口をそろえて語ったキャストたちには、過酷な現場を乗り越え た『海猿』メンバーとしての自信がみなぎっていた。スタッフ、役者、全員が一丸となって、作り上げた本作。ただ映像の迫力を楽しむだけでなく、撮影の影で 彼らが経験した努力をスクリーンから感じ取ってもらいたい!

映画『THE LAST MESSAGE 海猿』は全国公開中



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