シネマトゥデイ
より(以下一部抜粋)
> 9月29日、ロンドンの人権活動家ピーター・タッチェルのブルー・プラーク除幕式に登場したイアン・マッケランが、式終了後インタビューに応じた。
> 9月29日、ロンドンの人権活動家ピーター・タッチェルのブルー・プラーク除幕式に登場したイアン・マッケランが、式終了後インタビューに応じた。
ブルー・プラークはイギリスで著名人が住んだ家などに設置される青色の丸いプレート。ジョン・レノンからチャールズ・ダーウィンや夏目漱石、変 わったところではシャーロック・ホームズのものもある。現在イングリッシュ・ヘリテイジが管轄団体となっているが、近年、地方自治体などによっても設置さ れている。今回はロンドンのサウスワーク区によるもので、一般投票により選出された。ヘリテイジが選ぶものとは違い、現存する人物となった。タッチェルは 40年にわたり活動している。ジンバブエのムガベ大統領に市民逮捕を試みたことでも知られ、最近では、法王の来英にあたり、イギリスのテレビ局チャンネル 4でドキュメンタリー番組のプレゼンターも務めた。表向きゲイを禁じながら、神父による少年の性的虐待事件が続いたことなど、カトリック教会の様々な矛盾 とそれに対する法王の態度を追及するものだ。
除幕の任にあたったマッケランもゲイの人権のために長く活動してきた。「活動は自分の中で大きな部分を占めている。活動するうちにピーターにも出 会った。私にとっては、ちょっとしたヒーローだよ。ピーターは危険な目にあいながら活動してきた。それが今は人間国宝ってとこだよ。それだけ時代が変わっ たということでもあるね」と喜びを分かち合っているようだ。ブルー・プラークが掲げられた、タッチェルが今も住む低所得者用公共住宅は、かつて襲撃された こともあった。